2020年5月5日
「ネット自習室」利用で1日の学習時間が1.6倍に =センセイプレイス調査=
センセイプレイスは1日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う、休校期間の学生の自宅学習を支援する「センセイプレイスのネット自習室」の2度目の実施期間終了に伴い、学生に向けたアンケート調査実施し、結果を発表した。
同社では、4月6日から5月1日まで学生の休校期間の学習リズム・生活リズムを支援する「センセイプレイスのネット自習室」を実施し、ネット自習室の実施期間終了に伴い、利用学生237名にアンケートを実施した。
「ネット自習室は休校期間の学習に役立ったか?」の質問に対して、「はい」と答えた学生は98%となった。感想として、「規則正しい生活習慣が確立した。」など学習リズムや生活リズムが改善した声が数多くあり、自粛による孤独感がネット自習室を使うことで学生同士の一体感も生まれていることがわかった。
「ネット自習室」の利用前と後でどの程度学習時間の変化があったかを聞いたところ、利用前の1日の学習時間の平均が4.6時間だったのに対して、利用後の平均は7.25時間となり、学習時間が1.6倍に増える結果となった。
また、午前中の学習時間に限ると利用前の学習時間の平均が1.28時間だったのに対して、利用後の学習時間の平均は2.97時間となり、学習時間が2.3倍に増加した。
ネット自習室を利用することで、朝の生活リズムが整い、朝から学習する習慣が身についたことで、学習モチベーションを維持し、午後も学習時間が伸びる学生が多くみられた。
「入学・新学期を9月に遅らせることを政府が検討している点をどう思うか?」と聞いたところ、賛成が43%、反対が27%、どちらとも言えないが30%という結果となり、賛成が反対を上回る結果となった。また、同様のアンケートを同社のYouTubeチャンネルでも行ったところ、1684人に回答があり、賛成が45%、反対が36%、どちらとも言えないが19%という結果となり、こちらも賛成が多い結果となった。
2つの調査を合算すると、1921名が回答し、賛成が860名(44.8%)、反対が670名(34.9%)、どちらとも言えないが391名(20.3%)という結果となった。
賛成と答えた学生の意見を抜粋すると、9月入学・新学期がグローバルのスタンダードだからと回答する意見や、学習進度が地域や学校によって異なることから学習格差が生まれてしまうことを懸念とする意見が多かった
また反対意見を見ると、短期間で9月入学・新学期となることへの不安から反対する学生が多いことがわかった。
アンケートは、ネット自習室利用学生、およびセンセイプレイスYouTubeチャンネル視聴ユーザーを対象に、4月30日にオンラインアンケートで実施した。回答数は、ネット自習室利用者237人(男137、女100)、YouTube視聴ユーザー1684人。
同社のネット自習室も休校延長の地域に合わせて、3度目となる5月まで再度延長を決定した。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)