2020年7月10日
東京工科大、新入生の「コミュニケーションツール」利用実態調査結果を発表
東京工科大学は9日、2020年度の同大新入生1390人を対象に実施した、「コミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、SNS利用率では、「Instagram」が調査開始以来5年連続の増加(前年比11.4ポイント増の66.6%)だった。
女子では、初の8割超(同5.9ポント増83.0%)となり、「Twitter」(同2.8ポント増86.2%)、「LINE」(同0.7ポント増99.6%)とともに主流に定着しつつある。
男子でも、「Instagram」が5年間で最も高い伸びで5割超(同13.6ポイント増56.6%)となったほか、「LINE」(同0.6ポイント増99.6%)と「Twitter」(同1.8ポイント増80.9%)も高水準をキープ。
また、「TikTok」(同11.6ポイント増22.9%)は前年比で倍増、女子の3割(同15.2ポイント増30.1%)に達するなど、登場から数年で急速に拡がっている傾向が見られた。
また、連絡手段は「LINEメッセージ」(同2.4ポイント増98.3%)が6年連続9割超とスタンダードとして定着。
「InstagramのDM」(37.5%)は女子の6割弱(56.7%)、男子の4人に1人(25.7%)でともに2番目に多い結果となった。
一方、「TwitterのDM」(同2.9ポイント減30.2%)や「キャリアメール」(同2.7ポイント減19.9%)は漸減傾向がみられた。
通話⼿段は、「LINE通話」(同1.8ポイント増90.8%)が引き続き主流となった一方、「キャリア通話」(同24.9ポイント減33.5%)は大幅に減少。幅広い世代にスマホが普及している背景も推測される。
また、外出自粛などに伴いニーズが高まっているビデオ通話では「LINEビデオ通話」(同3.2ポイント増24.3%)が最も高く、次いで「Zoom」が約1割。一方、「Discord」(5.8%)「FaceTime」(3.9%)などは大きな変動は見られなかった。
動画サービスは、「YouTube」がほぼ全員に拡大(1.6ポイント増98.8%)。また「Amazonビデオ」(同16.8ポイント増31.3%)が倍増したほか、「AbemaTV」(同3.5ポイント増35.7%)、「TVer」(同5.8ポイント増13.9%)、「Netflix」(同5.6ポイント増13.1%)など全般的に増加傾向が見られた。
同サービスの中では歴史のある「ニコニコ動画」は、4年間で約2割減少した(同9.0ポイント減30.9%)。
新入生の半数以上(11.9ポイント増、51.2%)が入学前にSNSなどで連絡を取り合っており、女子は6割超(63.9%)で、男子(42.8%)に比べ20ポイント以上高くなっている。
この調査は、2020年の東京工科大全新入生(八王子キャンパス、蒲田キャンパス)を対象に、6月(8日に配布、同19日締切)に、オンラインアンケートの形で実施。回答率74%で、サンプル数は1390人(男女比:約6対4)。
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