2020年12月1日
『すららカップ』に生徒と先生が一丸となって競い合う「学校対抗部門」が登場/すららネット
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偏差値や点数の学力ではなく、総学習時間など「どれだけ努力したか」を競い合うユニークな大会がある。すららネットが提供するクラウド型学習システム「すらら」の利用者同士が努力の量を競い合う『すららカップ』だ。今冬、『第17回すららカップ』が開催される。
昨年から設けられた「ミッション達成部門」に続き、学校部門では今回新たに「学校対抗部門」が登場。生徒だけでなく先生の力も掛け合わせた学校対抗戦は注目の熱戦になりそうだ。
「結果」ではなく「努力」に注目、取り組む力を育む
「すらら」は、小学校1年生から高校3年生までの国語、算数/数学、英語を、先生役のアニメーションキャラクターとともに、一人ひとりの理解度に合わせて無学年方式で学習を進めることができるAI×アダプティブラーニング教材。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人ひとりの習熟度に応じて、理解、定着、活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着を図っていく。現在、小・中・高校や学習塾をはじめ、放課後等デイサービスなど国内では約1000の施設で導入されており、発達障がいや学習障がい、不登校、経済困窮世帯を含む様々な児童・生徒に学習機会を提供し、活用が広がっている。
この「すらら」を使ったイベントで、学年やエリアを問わず、期間中2カ月間の「総学習時間」や「総学習ユニット数」といった学習量を、「すらら」利用者同士が競い合う大会が『すららカップ』だ。「すらら」は勉強した時間や量が記録に残り、重ねた努力を可視化し評価することが可能なため、生徒の学習意欲の向上につながっている。
『すららカップ』で導入学校児童・生徒が参加できる部門は、学年や地域に関係なく全員が対象となる「個人部門」、「月15時間ミッション」「月45時間ミッション」の中から1つを選択し、2カ月続けて選んだ学習時間を達成する「ミッション達成部門」、2か月間毎日ログインをして学習の継続を促す「皆勤賞」の3部門がある。それぞれ上位に入賞したり、基準を満たしたりすると表彰の対象になり、賞品や賞状が贈呈される。
これまで、国内外問わず幅広い層の児童・生徒が参加。前回の第16回大会では、学習時間、チームエントリー数ともに過去最多を記録し、「個人部門」では大阪府の高校1年生が540時間52分という過去最高の学習時間を達成した。
独自に「クラス対抗」を開催したわせがく高等学校
本家の『すららカップ』に参加しつつ、独自に自校でも大会を取り入れて生徒の学習習慣や学力向上に成果を上げている学校がある。首都圏に12キャンパスを有するわせがく高等学校だ。同校の太田キャンパス(群馬県太田市)では昨年から『わせがく高太田すららカップ』を開催している。学校内で実施するため、ライバルはクラスメイトなど相手の顔が見えやすい分、生徒同士お互いに「負けたくない」気持ちも刺激され、切磋琢磨しやすい環境づくりができているようだ。今年10月からの約1カ月間は「クラス対抗」を行ったという。
全日型やフレックス型など複数の学習スタイルがある同校。太田キャンパスの高橋翼教諭は、「2年生のフレックス型の生徒たちが全日型には絶対負けないと言ったり。私は1年生の担任なのですが、“2年生には負けたくないんだ”と言ったら、生徒たちも負けたくないと言ってくれたり(笑)」。これまで「すらら」に取り組んでいなかった生徒たちも「クラス対抗」にしたことでやる気に火が付いてきたという。個人での取り組みとは異なり、周囲と一体となって競い合う仕組みが新鮮な熱気をつくった様子だ。
そもそも『すららカップ』への参加のきっかけを、学習の動機づけになるからと高橋教諭は話す。「たとえば1位を獲るには1日どれぐらい勉強が必要か、総学習30時間以上するには1日どれぐらいか、そうした目標の立てやすさ、勉強のしやすさがあります。教員の私たちの意識も統一化されます。一方で、勉強そのものや人と競うのが苦手な生徒には、誰かと競うのではなく自分の中での目標を作って達成するステップになるよう活用しています」。「昨日やった?」という生徒同士の会話も生まれ、コミュニケーションのきっかけとしても役立っているようだ。
一緒だと「できる」「続く」、楽しみながら切磋琢磨
同校での「クラス対抗」は生徒の取り組み姿勢に大きな変化をもたらした。チームメイトで夜、LINEなどで連絡を取り合いながら「はじめるよ」と声をかけ、その時間に全員で一緒に勉強しているのだという。自宅でパソコンの調子が悪く進められなかった生徒は、他の生徒から遅れをとらないよう放課後に学校に残って勉強する姿も見られたという。一人ではできないことも、チームの一員として頑張りたいという思いがアクションとなり良い連鎖が起きている。
他にも興味深いエピソードがある。昨年、個人で入賞を果たした1年生の女子生徒がいた。高橋教諭が当時の様子を彼女に聞いたところ意外な話しが出てきたという。「私も知らなかったのですが、3年生の1位の生徒が誰なのかを先生に尋ねて、その生徒のことがわかると彼に連絡をしたそうなんです『勉強どのぐらいやったんですか?』と」。その後、その女子生徒と3年生の男子生徒、そしてもう一人の3人で『すららガチ勢』というLINEグループを作って勉強していたという。学年の垣根を超えて、同じ目線で共有するものができ、ワイワイと楽しみながら切磋琢磨できていたようだ。
野球でいえば甲子園、新設の「学校対抗部門」
今年12月1日から開催される『第17回すららカップ』。これまでの部門に加えて学校部門に新設されるのが「学校対抗部門」だ。個人での競い合いも残しつつ、学校同士による対抗戦という新たなカテゴリー。野球でいえば甲子園。昨日までライバルだった人たちが明日から仲間になる。
「学校対抗部門」では、「平均学習時間」、「先生の課題の提出数」、「その課題の平均達成率」を独自の計算式でポイント化し、上位校から順位を決定していく。先生もしっかりと課題を出す必要があり手腕が試される。まさに、生徒と先生が一丸となって取り組む団体戦、学校全体を巻き込んだ新しい形のコンペティションになっている。
先述したわせがく高等学校の「クラス対抗」のように、チーム戦だからこその生徒同士の励まし合いや学習のモチベーション維持など、学校全体に良い連鎖が広がることが大いに期待される。結果、学習習慣の定着、基礎学力の確立、学習計画の立案や目標の達成、成績向上など、取り組んだ時間と熱量は、児童・生徒一人ひとりの力になっていることは言うに及ばず、限りある高校生活の充実や自分への自信、将来への糧にもなることだろう。
今回の『すららカップ』も参戦予定のわせがく高等学校。「先生の本気度が大事かなと思います」と高橋教諭。参加を予定している学校は、「学校対抗部門」への挑戦もしてみてはいかがだろうか。
◆実施期間:2020年 12 月 1 日(火)~2021 年 1 月 31日(日)
◆対象学年:問わず
◆科目:国語・数学(算数)・英語・理科・社会
◆学習範囲:「すらら」小 1~高 3、すらら英単語、漢字学習コンテンツ
◆開催部門:個人部門、ミッション達成部門、皆勤賞【新設】、学校対抗部門【新設】、塾部門【新設】、放課後等デイサービス部門【新設】、家庭学習サービス部門【新設】
第17回すららカップ 特設サイト
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