2021年4月8日
「コロナ禍における大学生の学びと環境」大学生の通学「週に1回」が5割 =CCCMK総研調べ=
CCCマーケティングは、同社設立した7000万人の思いを紡ぐ研究所「CCCマーケティング総合研究所」(CCCMK総研)が主催する「学生マーケティング研究会」で、3月10日~15日にかけて、18~24歳の大学生941人(2020年度大学1年生~6年生)を対象に調査テーマ「コロナ禍における大学生の学びと環境」について意識調査を実施、6日その結果を発表した。
コロナ禍を受けた2020年度は、学びの環境がリアルからオンラインへ移るなど、大学生にとって大きな変化があった。そんな変化の中で、大学生が感じた学びの理想と現実、また今後の展望について調査。
同調査では、オンラインでの授業を除いた大学への通学頻度を質問。一年間の中で、大学へ行く頻度が異なる時期がある人は、ここ半年くらいの頻度について回答してもらったという。結果は、「年間を通してほとんど大学に行っていない」が24.1%と全体の約1/4を「占めた。また、週1回未満の頻度の人を足し上げると46.4%にのぼる。この数字から多くの大学生において、リアル(対面)での学びや友人と触れる機会が大きく減少していることがわかるという。
続いて、「2020年度大学の学習で、実施したこと」について、満足にできたものと満足にできなかったものをそれぞれ質問し、その差分を表している。学生からの回答で満足にできた学習として差分が最も高かった(満足にできた度合いが高い)のは「ゼミ活動・研究室」(差分25.9ポイント)、「授業前後の課題やレポート」(差分24.5ポイント)と続いた。
続いて、差分が低かった(満足にできなかった度合いが強い)ものを見ると差分のマイナスが大きい順に、「留学(オンライン留学含む)」、「課外活動」、「ボランティア」、「ディベート」となっており、“移動”や”人とのコミュニケーションを伴うもの”に満足を得られていないことがわかる。次いで、「学内のコンテストやコンペティション」が続くが、これらもコロナ禍により中止、もしくは場所をオンラインに移しての開催が主流になったことが想定されるため、学生はより”リアル”での学びを渇望していると言ってよいという。
大学生は、2021年度どんなことを学びたいのか。来年度大学に残る3年生以下に絞り集計。大学生の学びたいこととして上位にくるものは1位「資格取得のための勉強」、2位「専門的な知識を深める」、3位「ゼミ活動・研究室」。
この調査は、全国の男女・18~24歳を対象に3月10日~3月15日にかけて、Tアンケートにより実施。サンプル数は、941サンプル。
関連URL
最新ニュース
- Polimill、天理市で省庁・自治体向けサポートAI「QommonsAI」の導入サポート研修実施(2025年2月21日)
- コドモン、山形県長井市の児童センター5施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年2月21日)
- コドモン、長野県須坂市の公立保育所10施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年2月21日)
- ゲシピ、小学生の保護者限定セミナー「子どもの英語上達は体験が全て」開催(2025年2月21日)
- 小中学生ともに5教科で好きな教科は「社会」、苦手な教科は「算数・数学」=ニフティ調べ=(2025年2月21日)
- 教育格差があると考える人は約7割 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年2月21日)
- 身近に通信制高校に通う人がいる10代は半数以上 =クリスク調べ=(2025年2月21日)
- 総合型選抜で一般入試を上回る成果を実感した学生が7割以上 =ブルーアカデミー調べ=(2025年2月21日)
- 8割の学生が「キャリアは自身で選択したい」と回答 =学情調べ=(2025年2月21日)
- 芝浦工業大学主催「高校化学グランドコンテスト」派遣チームが国際大会で第1位、第3位に入賞(2025年2月21日)