2021年8月20日
アドビ×Inspire High、「中高生の創造力育成に関する調査」の結果を発表
アドビは19日、「Inspire High」(インスパイア・ハイ)とともに実施した、「中高生の創造力(クリエイティビティ)育成に関する調査」の結果をまとめ発表した。

この調査は、全国29の学校と合同で3500人以上の中高生を対象に実施。Inspire HighのEdTech教材を活用して、全国の中高生の創造力の自己認識がどのように変化するのか、また、上昇した回答者の生活環境や学習環境はどのようなものかを調査・分析した。
それによると、中高生が考える「創造力とは何か」を選択式で聞いたところ、「自分らしい個性を自由に表現する力」との回答が84.3%で最も多く、次いで「何もないところから新しいものを生み出す力」が62.0%だった。
「生まれ持ったもの」や「一部の特別な人に備わった力」といった回答は少なく、クリエイティビティとは先天的なものではないという認識が伺える。
また、「創造力」を構成する要素として「自己認識項目」と「行動項目」を計7項目設定し、Inspire Highのプログラム実施前後で回答者にアンケートし、その変化を調査した。
Inspire Highのプログラムを全校2回、授業で体験。体験前後で、創造力を問う7項目すべてで値が上昇した。
普段出会わない考え方や生き方からインスピレーションを受け、「答えのない問い」に挑戦する学びや経験が、創造力の上昇に寄与すると推測できる。
創造力の自己認識の向上と相関が強かった項目は、「ものづくりや人とのコミュニケーションが好き」「希望の進路が決まっている」「ロールモデルがいる」「不安や悩みの相談相手がいる」だった。
このことから、「創造的な教室」として望ましい学習環境は、進路やロールモデルなどの目標を発見する出会いが提供される学び、画一的な評価や中傷のない安心安全な学習環境であることが推察される。
また、創造力の自己認識の向上と従来型の学力や学業成績との関連性はみられなかった。通塾(集団)の有無、宿題への取り組み姿勢、学校の成績に対する回答との関連性が低いことが分かる。
創造力の自己認識が高い中高生は、低い中高生に比べて、普段からものづくりに取り組んでおり、PCやタブレットなどのデジタルデバイス利用歴が長いことも分かった。
この調査は、Inspire Highを試験導入した中学・高校に通う生徒(1校だけ小学校児童を含む)対象に、4月1日〜6月30日にかけて、Inspire Highのプログラムを2回受講し、その前後でGoogleフォームでアンケートをとった。サンプル数は合計3567人(中学生1509人、高校生2006人、小学生52人)。
また、教育関係者を対象に、今回の調査をふまえた報告・交流会「創造的な教室はどうつくる?~アドビ・Inspire Highによる中高生の創造力育成に関する調査報告会~」を開催する。
報告・交流会の概要
開催日時:9月7日(火)18:30~20:00
開催方法:オンライン(zoomを利用)
対象:小中高の教員、自治体教育委員会関係者
参加費:無料
申込期限:9月3日(金)
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