2021年9月1日
コクヨ、「小学生の夏休みの学習習慣」の実態をIoTデータなどで調査・分析
コクヨは8月31日、鉛筆に取り付けて日々の努力を「見える化」する、同社のIoT文具「しゅくだいやる気ペン」のセンサーデータ(対象ユーザー数約3000人)とユーザーアンケートをもとに分析した、「小学生の夏休みの学習習慣」の調査結果をまとめ発表した。
それによると、同ペンが動いている時間帯のピークは、普段は17時頃だが、夏休みに入ると朝9時頃になった。多くの子どもたちが、毎日午前中に机に向かっている姿がうかがえる。学年が上がるにつれ、同ペンが動いていた時間(電源がオンの時間)は長くなる傾向にある。
また、いずれの学年も夏休み前と比べて約1.2倍になっており、無理し過ぎず毎日コツコツと取り組んでいる様子がうかがえた。
一方、ユーザーアンケートの結果、毎日計画的にこなす「コツコツタイプ」が47%、夏休みの前半に宿題を終わらせる「スタートダッシュタイプ」が28%、計画は立てるものの実行できず終盤ギリギリにがんばる「ラストスパートタイプ」が13%だった。子どもたちが様々なスタイルで、夏休みの宿題を進めているのが分かる。
また、92%の子どもが、夏休みに同ペンが役立っていると回答。特に、アプリのカレンダー上で親に「花マル」を付けてもらえる機能が子どもたちのモチベーションになっている。
この調査は、「しゅくだいやる気ペン」センサーのデータは、6月22日~8月22日にかけて観測。回答数は2941人。また、同ペンのユーザーアンケートは、8月10日~20日にかけて実施。回答数は60人。
同ペン(オープン価格)は、スマホのアプリと連動して、子どもの日々の努力を「見える化」する商品。センサー付きアタッチメントを鉛筆に取り付け、勉強への取り組みに応じて溜まった「やる気パワー」をスマホアプリに取り込んで「見える化」する。
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