2021年10月14日
大阪電気通信大学、学生有志が学内食堂の混雑緩和を目的としたアプリを開発
大阪電気通信大学は12日、同大学情報工学科1・2年生の学生有志が、学内食堂の混雑緩和を目的としたアプリを開発したと発表した。
10月1日の大阪府下の緊急事態宣言解除を受けて、同大学では7日から対面授業へ順次切り替えを進めている。新型コロナウイルス感染症対策を引き続き徹底する中、学生が徐々に大学構内に戻り学内食堂の混雑が予想される。
そこで、同大学の情報通信工学部情報工学科1・2年生の学生有志22人が、「密」状態の発生を防ぎ、学生の流れを誘導することを目的に、学内食堂の混雑度予報システムと、それに付随する生協で使用可能なポイントサービスを提供するアプリを開発した。
混雑度予報システムは、Bluetooth端末の検知により本学寝屋川キャンパス内の2か所の学内食堂の混雑度を測定する。併せて同システムを多くの学生に利用してもらうため、食堂が空いている時間帯の利用には学内食堂で利用できるポイントを付与する制度を導入した。
同案件は学生発のプロジェクトであり、学生同士の自主的な繋がりから始まり、学年の垣根を越えて学生が参加している。学生有志から大学への提案により、同プロジェクトの大学導入を決定。全学的な取り組みとして、学内への機器設置、サーバの貸出、予算等に協力している。
同プロジェクトにより、緊急事態宣言明けの、学生や教職員の安全確保と利便性の向上はもちろんのこと、活動を通して学年の枠を越えた学生同士の交流が促されることが期待できる。また、ネットワーク工学、ヒューマンインタフェース、アプリケーション開発、データサイエンスなど幅広い情報工学分野のスキルが必要とされ、PBL(Project Based Learning)として学生の成長に寄与することも期待されている。
同プロジェクトは、3月中旬頃までの実施を予定し、その後の運用については状況を見て検討する。また、同大学のもう1つのキャンパスである四條畷キャンパスへの導入も検討されている。
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