2021年11月16日
保護者の9割が「コロナ禍で子どもの勉強のモチベーション維持が難しい」と回答=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は15日、子どもがいる全国の20~50代の親(男女)計185人を対象に実施した、「2021年:子どものやる気とオンライン教育に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「コロナ禍で勉強に関する子どものモチベーションを保つのは難しいと思うか」との質問に、約9割(86%:160)の親が「はい」と回答。オンライン学習をはじめ、これまでとは異なる環境下での学習で、モチベーション維持への不安があることが分かった。
また、「なぜ子どものモチベーションを保つのが難しいと思うのか」を聞いたところ、「1人で学習するから」(105)が最も多く、次に「他の誘惑が多いから」(76)、「成果が見えにくいから」(74)、「学習の意味を自分で見つけないといけないから」(71)が僅差で続いた。
対面とは異なり、1人で管理しながら学習するため、オンライン学習ならではのモチベーションの上げ方が求められていることが分かる。
「子どものモチベーションを保つために何が必要だと思うか」と質問したところ、「楽しさがある」(140)が最も多く、8割近くの親が回答した。子どものやる気をアップさせるために、自ら取り組めるような仕掛けを求めていることが伺える。
「子どもが自分自身で計画を立てるのは難しいと思うか」と聞いたところ、8割(148)が「はい」と回答。子どもだけで計画を立てることが難しいと思っている親が多いことが分かった。
また、「親が子どもの学習に関与していくべきだと思うか」との質問には、約8割(77%:141)が「はい」と答えた。
さらに、「特に親が関与すべき、子どもの学習は何だと思うか」と聞いたところ、7割以上(136)が「オンライン学習」と回答し、群を抜いて多かった。
学習塾や家庭教師はおまかせでの学習でも問題ないと思っている一方で、自主的に取り組む必要のあるオンライン学習では親が関与していく必要を感じていることが伺える。
「オンライン学習で、どんなサポートがあるといいと思うか」を聞いたところ、「成果が視覚化できる」(155)が最も多く、8割以上が子どものモチベーション維持につながるサポートを求めていることが分かった。
さらに、「学習計画を立てられる」(113)や「親が進捗管理できる」(84)を求める声も多く、親の関与の必要性を感じている中で、しっかりと学習が進行できるような管理ツールの需要があることも伺える。
この調査は、子どもがいる全国の20~50代の親(男女)計185人を対象に、10月5日~26日にかけて、紙回答で実施。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)