2022年1月31日
GIGA端末「毎日」活用している先生は46%、児童・生徒は26% =JMC調べ=
JMCは27日、GIGAスクール構想で1人1台端末を整備した自治体対象の「GIGAスクール構想に関する意識調査」の結果を公表した。
教科指導内でGIGA端末を「週1回以上」活用している先生の割合は78%、児童・生徒は68%。端末の活用は進みつつあるが、教科指導内で、「毎日」活用している先生は46%、児童・生徒は26%にとどまる。
課題は、「研修や自己研さんの時間の不足」が最も多く46%。次いで「準備時間がかかる/どれを活用すればよいのか分からない」が43%、「操作方法が分からない/操作がしづらい」が33%、「ICT支援員等人的サポート・体制の不足」が30%。
情報セキュリティに関して心配なことは、「児童・生徒による情報漏えい」が最も多く78%。次いで「教員による情報漏えい」が58%、「外部からの不正アクセス」が42%、「ウイルス感染」が39%で、外部からの脅威よりも、学校内に潜む脅威への意識が高いことがわかった。
今後取り組みたい授業は、GIGA端末を活用した「協働学習」や「オンライン授業」への意欲を示す回答が多い。他校・交流・遠隔といった「学校の壁を越えた学習」、発表・共有・話し合いといった「発表や話し合い」「協働での意見整理」などに対する関心の高まりがうかがえる。
調査は、神奈川県内の教育委員会、公立小・中学校の先生を対象に、2021年8月10日~11月30日に、Webアンケート調査で行った。有効回答数は、1437名。
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