- トップ
- 企業・教材・サービス
- インフィニットループ、非接触型の「メタバース安全体感教育」を開発
2022年5月25日
インフィニットループ、非接触型の「メタバース安全体感教育」を開発
インフィニットループとグループ会社のバーチャルキャストは24日、製造現場などの労働者の危険の感受性を高め、労災防止につなげるための教育をメタバース上で展開できる「メタバース安全体感教育」を開発したと発表した。
この非接触型安全体感教育は、両社が、明電舎とその子会社「明電システムソリューション」と共同で開発。
講師と受講者がそれぞれアバター(自分自身の分身を表すキャラクター)となって実施するもので、バーチャルキャスト内に構築したメタバース上で、リアル(実体感)で開催する安全体感教育に近い教育環境を再現する。
アプリをインストールしたパソコン、ヘッドマウントディスプレイ、コントローラーがあれば、場所を問わず教育を受けることができ、移動やコロナ感染のリスクなどを考慮することなく安全体感教育を実施できる。
初回コンテンツとして開発した「運転中の撹拌機で切創体感」は、2022年度から明電グループ内で教育での活用を開始。撹拌機は、素材の混合に広く使われる機械で、様々な業界で使用されている。
このコンテンツでは、撹拌機に材料を投入する作業で、ミスで中に落としてしまった計量カップを機械が稼働したままの状態で拾うという危険な行動を体感。メタバース環境で、リアルでは再現できない危険な状況を、安全に疑似体験できる。
今後は「プレス挟まれ体感」、「火災体感」、「回転機巻き込まれ体感」などのコンテンツの拡充を計画しているほか、過去に明電グループ内で発生した災害や事故の事例を語り継ぎ、学ぶための「安全伝承館での学習体感」なども、メタバース上での提供を予定している。
また今回の開発では、バーチャルキャストが運営するVRメタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」を使用することで、短期間でコンテンツが開発できたという。
関連URL
最新ニュース
- 授業も校務も、多面的に効果が広がる Chromebook 活用(後編)/浜松聖星高等学校(2022年6月28日)
- 授業も校務も、多面的に効果が広がる Chromebook 活用(前編)/浜松聖星高等学校(2022年6月28日)
- AIで生成した講師の動画、受講者の6割が「自然」と回答=ドコモgacco調べ=(2022年6月28日)
- すららネット、「ギフテッド」の特性を持つ子どもたちの学習をサポート(2022年6月28日)
- 大学生への仕送り、最多は「月5~7万円」も約60%が「不足」=キュービック調べ=(2022年6月28日)
- 工学院大学、「デジタルツインラボ」を活用した分野横断型デジタル教育を今秋開始(2022年6月28日)
- 文京学院大学、セルフディフェンス啓発キャンペーンをキャンパス内で実施(2022年6月28日)
- 崇城大学、情報学部が1年生を対象とした「半導体回路設計コンテスト」を開催(2022年6月28日)
- 来春開校の神山まるごと高専、「デロイトトーマツ」が年間5000万円を10年間寄付(2022年6月28日)
- 来春開校の神山まるごと高専、CTCが奨学金基金に10億円を拠出(2022年6月28日)