2022年6月6日
働くママの85%が「子どもの習い事の送迎をしている」=ママスクエア調べ=
マーケティングサービス「ママスクラボ」を運営するママスクエアは3日、6月6日の「お稽古の日」にあわせ、小学生の子どもを持つ働くママ153人を対象に実施した、「子どものお稽古・習い事に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、小学生の習い事の第1位は「通信教育講座」(こどもちゃれんじ・進研ゼミ・スマイルゼミ・学研・Z会など)だった。第2位は「ピアノ」、第3位は「英会話教室」で、学習・教育系の習い事が上位を占める結果になった。
子ども1人当たりの習い事の数を聞いたところ、「2つ」31%、「3つ」29%、「1つ」20%がTOP3で、平均は2.5個。ただ、小学1年~3年生と小学4年~6年生を比較すると、高学年の方が習い事が減る傾向にあった。
習い事にかける1カ月の費用は、平均で1万8000円だったが、1万円以上の家庭(77.6%)は、「通信教育」「英会話教室」「学習塾・公文式」の学習・教育系を選択していた。
習い事を決める際に重視するポイントを聞いたところ、1番目は「子ども本人のやる気・習いたいという希望」で圧倒的多数。2番目は「習い事の立地・アクセスの良さ」と「レッスン・練習・教室の雰囲気」の2つが拮抗する結果となった。
また、「子どもが習い事に行く際、送迎しているか」を尋ねたところ、働くママの85%が「送迎をしている」と回答。「年齢的に1人で通わせるのが不安・心配」、「習い事の場所まで距離があり、時間がかかる」、「習い事の時間帯が夜遅いため」が主な理由だった。
送迎にかける時間(片道)は、「15分未満」が最も多く51%、次いで「15分以上~30分未満」38%。主な交通手段として「車」を利用しているという回答が79%に上り、車で15分~30分の距離=7.5㎞~15㎞(片道)までが子どもを通わせる範囲のようだ。
「子どもの習い事の送迎を大変だと感じているか」と聞いたところ、72%と大半の働くママが「大変だと感じている」と回答。習い事に合わせた仕事のスケジュール調整や、帰宅後のリラックスタイムの消失などが背景にあると考えられる。
ただ、「送迎がなくなったら、子どもの習い事を増やしてもいいと思うか」と尋ねたところ、65%が「増やしたいとは思わない」と回答。
その理由については、「子どもが遊んだり好きなことをする時間も必要だから、これ以上習い事を詰め込みたくない」、「習い事の数や日数は送迎の有無とは関係がない」などの声が寄せられた。
この調査は、小学1年~6年生の子どもがいる「ママスクエア」の女性従業員を対象に、5月23日〜25日にかけて、アンケートを取って実施した。有効回答数は153人。
関連URL
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)