2023年3月1日
ベネッセ教育総合研究所、「大学教育ビジョン」として4つの提言を発表
ベネッセコーポレーションの社内シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」は2月28日、「学生よ 野望を抱け~希望ある未来を描く大学教育ビジョン~」と題する、大学教育の在り方に関する4つの提言をまとめ発表した。
同研究所は、各界の有識者とともに「高等教育の未来を考える会」を2022年1月に立ち上げ、大学がどんな学びの場になり、学生がどのような経験をして成長していくのか、そのために大学のあるべき姿や役割はどう変わらなければならないのかなど、これからの大学教育のビジョンを、同年11月にかけて検討してきた。
その結果、今回、「希望ある未来を描く大学教育ビジョン」として、未来を創る担い手を育む大学教育の在り方への提言をまとめた。
提言の概要
・「提言1」挑戦と観察を繰り返して創造性を育む学び場へ
「創造性」は属人的な才能とみなされているが、教育によって育めるもの。教育本来の最も大切な達成目標の1つである「創造性」を体系的に学ぶ場が大学である
・「提言2」学生が自身で決定し評価する経験ができる場へ
大学は、学生が人生を考え、テーマと出合う場。学生自身が自己決定、自己評価する経験を通して、学ぶ意義や目的を考えることで、主体的な学びにつなげる場である
・「提言3」社会と学生自身がつながる経験を提供する場へ
学生が自己肯定感を高め、大きな「野望」を育むために、社会の中で小さな成功体験を積み重ねることが大切。学生が、その経験を積み重ねるために、地域、社会、世界への接点となる場が大学である
・「提言4」未来を学生自身が変える目標と実感を育む場へ
学生が自身の「創造性」に自信を持ち、自分自身を知り、自分で決め、社会とつながる。こうしたプロセスの先にこそ、得られた専門性によって関係を構築できる実感が育まれ、社会の未来を自分で変えられる可能性に気づく。この希望ある野望が育まれるプロセスを体験的に学び、この学びが大きな夢や目標へとつながる場が大学である
関連URL
最新ニュース
- 「すらら」活用で進化する英語 反転学習×学び直しの成功事例 /桜丘中学・高等学校(2025年3月18日)
- 「経済的に困難な状況」の世帯の中高入学費用、6割超が「生活費を削る」、約3割が「借入で工面」=セーブ・ザ・チルドレン調べ=(2025年3月18日)
- 習い事にかける月額費用、最多は「5000円~1万円」=ゼクノ調べ=(2025年3月18日)
- 「保育園の洗礼」で子どもが体調不良になり仕事を休んだ経験のある母親が9割超=げんきな免疫プロジェクト調べ=(2025年3月18日)
- 保護者の3人に2人がGIGA端末の処分方法を知らないと回答=児童生徒のデータプライバシー協会調べ=(2025年3月18日)
- 学生時代にもっと学んでおけばよかった分野、TOP3は「語学」「金融」「コミュニケーション」=R&G調べ=(2025年3月18日)
- 「情報I」DXツール「コエテコStudy byGMO」、都立小平高校の定期考査で採用(2025年3月18日)
- 奈良県、「奈良県女性デジタル人材育成プロジェクト」第3期生募集中(2025年3月18日)
- HIKKYと熊本県高森町、メタバースで地域活性化へ協定締結(2025年3月18日)
- ビジネスプランコンテスト「みんなの夢AWARD15」、グランプリなどを決定(2025年3月18日)