2023年3月10日
神山まるごと高専、「奨学金基金」の完成で全学生の学費を無償化
4月に開校する5年制の私立高専「神山まるごと高専」(徳島県神山町)は9日、かねてから目指していた、学費無償化に向けた「奨学金基金」の組成が完了し、入学する学生たちの学費を実質無償化すると発表した。
1学年44人の学生に対して、奨学金基金に拠出・寄付を行う11社の民間企業(スカラーシップパートナー)が決定したことで、同基金が完成した。
同基金は、1社10億円の拠出を「神山まるごと奨学金基金」に行うか、あるいは、神山学園に寄付する仕組み。構想発表から約1年半で、国内を代表する企業11社の参画が決まった。また、寮費については世帯の年収に応じた奨学金を別途提供する予定。
開校後は、各学年4人ずつ、各企業の名前を冠した奨学生が生まれる。44人の学生を11社で対応し、例えば「Sansan」社の奨学生は、「Sansan奨学生」といった名称が付けられる。
各企業の奨学生は、その企業と5年間の研究活動を行い、学びを共に深めていく。初年度は、「企業理解」をテーマにしたアクションを行い、年次を経るごとに難易度を上げ、最終学年時には企業と共同した研究や新規事業の開発などを実行する予定。
【奨学基金の概要】
■拠出の場合
企業が「神山まるごと奨学金基金」に10億円を拠出。同基金は、投資会社に集まった資金の運用を委託し、運用益をそのまま神山学園に寄付。神山学園は、その資金を学生に奨学金として給付する
■寄付の場合
民間企業からの寄付で、パートナーに参画する場合は、神山学園に寄付をし、その資金をそのまま学生に奨学金として給付
■参画企業(11社):伊藤忠テクノソリューションズ、Sansan、セコム、セプテーニ・ホールディングス、ソニーグループ、ソフトバンク、デロイト・トーマツ・コンサルティング、富士通、MIXI、リコー、ロート製薬
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