2023年5月10日
鹿児島高専、鹿児島県警から学生にサイバー犯罪ボランティア委嘱状交付
鹿児島工業高等専門学校は8日、同校学生が鹿児島県警からサイバー防犯ボランティアの委嘱を受けたと発表した。
同校では、全国高専が行うK-SEC(KOSEN Security Education Community)サイバーセキュリティ人材育成事業に参画し、そこで学んだ知識を活用して具体的な行動を起こしている。2019年度から活動しており、委嘱された学生は県内の小中学校に対し、情報リテラシー教育として出前授業を行う。
多様な進化を続けるサイバー攻撃。一方、個人から企業、官公庁や社会基盤にいたるまで、インターネットを活用した情報の受発信(インターネット・テクノロジー=IT)は重要な役割を担っている。この大切なITを悪質な攻撃から守っていくために、サイバーセキュリティに特化したスキルの高い人材が求められている。この貴重な人材輩出の役割の一角を担うのがK-SEC。
今回、委嘱を受けたのは、同校の電子制御工学科3年生の木佐木さん、情報工学科2年生の西さん。これにより、同校在校生としては6名の学生が委嘱を受けることになり、なお一層の活躍が期待される。今後の活動としては、現在5つの小中学校への訪問が決まっており、離島への訪問も計画しているという。
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