2023年7月28日
政府による「リスキリング」支援の認知度は47.8% =フォーイット調べ=
フォーイットは26日、全国の10代~60代までの男女500人を対象に実施した「リスキリング」に関するアンケート結果を発表した。
それによると、事前調査で「副業をしたことがある」と回答した全国の10代から60代の男女を対象とした「政府による『リスキリング』支援を知っていますか?」というアンケートを実施したところ、「知っている」と回答した人は47.8%となった。
今後の活用予定についての内訳は、「知っていて、活用する予定」人は全体の10.6%だった。最も多かった回答は、「今回知ったが、よく分からなかった」で31.0%。また、「活用しないと思う」人の理由として、「現職の業務を見直してもらわないと、時間が回せない」、「もう働かない」などの回答が得られた。
男女別に見ると、知っていて「活用する予定」と「気になっている」という人は男性で36.4%、女性で22.0%と、男性の方がリスキリングに対して積極的であることが分かった。
厚生労働省が発表している、令和2年度「能力開発基本調査の結果によると、自己啓発を行う上で何らかの問題があると回答した人は、男性では74.3%、女性では78.9%と女性の方がやや上回っており、リスキリング支援の活用についても踏み出せずにいる可能性がうかがえた。
年代別に見ると、リスキリングに積極的な人は30代に最も多く、38.0%だった。また、以前実施した「副業をしたことがありますか?」のアンケートでは、副業に取り組んだことのある人は同じく30代に最も多い結果になったため、新しいスキルや経験を獲得することに対して前向きであることが推察される。中堅層にあたる30代では、今後のスキルアップやステップアップのためにリスキリングの意欲が高まることがうかがえた。
世帯年収別に見ると、リスキリングに積極的な人は世帯年収の高さと比例する結果となった。国から金銭的な支援が受けられるとはいえ、給付金の支給が受講後であったり、講座によっては高額な場合もあったりするため、自己研鑽に充てられる資金面の余裕が関わってくる可能性が推察される。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)

















