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2023年10月13日

小学生の夏休みの宿題、7割以上の親が「自分の学生時代に比べ変化を感じる」=創英コーポレーション調べ=

創英コーポレーションは12日、小学生の子どもを持つ全国の保護者300人を対象に実施した、「今と昔の夏休みの宿題に関する調査」の結果をまとめ発表した。


それによると、「子どもは夏休みの宿題を計画的に進めていると思うか?」と聞いたところ、最も多かった回答は「計画的に進めている」26.0%で、以下、「気分でやっている」22.7%、「計画を立てずにやっていたがちゃんと終わらせている」14.7%、「夏休みの初めに一気に終わらせている」13.0%と続いた。


一方、「自身は学生時代に夏休みの課題を計画的に進めていたか?」との質問には、「そう思う」が20.3%、「ややそう思う」が28.0%と、約半数(48.3%)の保護者が夏休みの宿題を計画的に進めていたと回答した。


また、保護者に、「仕事のタスクに関して計画的に進めているか」を尋ねたところ、学生時代に夏休みの宿題を計画的に進めていたと答えた保護者の7割(69.7%)が「計画的に進めている」と回答。


子どもの宿題への指導について聞いたところ、「やりなさいと指導する」保護者が最も多く30.2%、次いで「子どもに任せている」が26.8%、「進捗管理をする」が24.7%だった。



自身の学生時代の進め方をみると、自身が計画的に進めていた保護者の方が、していなかった保護者に比べ8.1pt高く、子どもの宿題に干渉する傾向が見られた。


また、「自身の時代の夏休みの宿題と、子どもの夏休みの宿題の内容を比較して、変化していると感じるか?」を聞いたところ、「とても感じる」が30.2%、「やや感じる」が41.2%で、自身の時代から変化を感じている保護者が7割以上だった。


具体的な変化としては、「量が減った」45.7% 、「難易度が上がった」25.0% 、「自由度が上がった」22.1%などの声が寄せられた。

また、新しく出てきた宿題について尋ねたところ、「プログラミング」や「アプリに関すること」、「タブレットで写真を撮る」などの自由回答が寄せられ、IT時代ならではの宿題が増えていることが分かった。


「自由研究のテーマ決めについて、子どもはどのように進めているか」を聞いたところ、最も多かったのは「インターネットで調べる」26.7%で、また16.3% が「YouTube、TikTokなどのSNSでリサーチ」と回答。「本で調べる」14.0%よりも多かった。

一方で、保護者世代は4人に1人(25.3%)が「本で調べる」と回答。「インターネットで調べる」は9.3%だけで、親世代と子ども世代ではインターネットやSNS普及で自由研究のテーマ決めにも変化が起きていることが分かった。


また、「子どもに将来的に培ってほしい能力」を聞いたところ、最も多かったのは「コミュニケーション力」72.3%で、次いで「協調性」53.0%だった。座学だけでは身に付かない能力が上位を占めた。

「夏休みに子どもに体験させたいこと」を聞いたところ、4人に1人(25.3%)の保護者が「自然に触れる」と回答。また、「スポーツ」や「アウトドア」「旅行で色々な国や地域に行く」など体を動かす項目が上位にランクインしたが、これらはすべて「非認知能力」を養うことができる。

この調査は、小学生の子どもを持つ全国の保護者を対象に、今年8月にインターネットで実施した。有効回答数は300人。

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