2024年1月23日
子どもの塾選び、保護者の約40%が「後悔!?」=DeltaX調べ=
DeltaX(デルタエックス)は22日、小学生~高校生までの子どもを持つ全国の保護者100人を対象に実施した、「子どもの塾選び」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。

それによると、「入塾後に不満があったか?」を尋ねたところ、39%の保護者が「ある」(とてもある・ある・少しだけあるを含む)と回答。つまり、保護者の約40%が子どもの塾選びを「後悔!?」していることが分かった。
具体的にどのような不満があるかを聞いたところ、「担当講師の教え方に若干不満」「とにかく追加料金が高い」「自習室がうるさかった」「担当の講師がすべて大学生だった」「連絡が遅かったり、返事がないことがある」「受験対策で通っているのに講師が熱心ではない」などの意見が寄せられた。

さらに、「入塾後にギャップがあったか?」との質問には、31%が「ある」(とてもある・ある・少しだけあるを含む)と回答した。
ギャップを感じた内容としては、「思ったよりも気合で押し切る形の塾だった」「名門〇〇高校に〇人が合格!とホームページや広告に載っていたが、子どもの体感を聞くと、周りの受講生の偏差値レベルはやや低く感じるとのこと」「きめ細かい指導との触れ込みだったが、あまり丁寧な教え方ではなかった」などの意見が寄せられた。

また、入塾後の不満を抱えている保護者の傾向を分析したところ、「入塾前に塾の比較検討をしたかどうか」の項目との関係性が見えてきた。塾の比較検討を「しなかった」人は、「した」人に比べて、入塾後の不満が「ある」と答えた割合が約12%高かった。

「入塾前に塾の比較検討をしたかどうか」と入塾後のギャップの有無についても関係性を見ると、塾の比較検討を「しなかった」人は、「した」人に比べて、入塾後の不満が「ある」と答えた割合が2%高かった。
こちらは大きな差がないように見えるが、入塾後のギャップが「ない」と答えた人の割合で見ると、大きな差が見て取れる。すなわち、塾の比較検討を「した」人は、「しなかった」人に比べて、入塾後の不満が「ない」と答えた割合が17%高くなっていた。
つまり、入塾前に比較検討した人ほど、入塾後のギャップが少ないといえる。入塾前に、塾の比較検討をすることが、塾選びの成功・失敗を左右すると考えられる。

塾を比較検討するときに何をしたのかを確認したところ、入塾前に「体験授業を受けた」人は、入塾後の不満が最も少なかった。体験授業に参加した教室数は、「1校のみ」が28.9%、「2校」が45.8%、「3校以上」が25.3%で、平均すると1.66校だった。

つまり、体験授業にいった経験のある保護者のうち、半数以上の保護者が、「2校以上」の塾の体験授業に参加してから入塾を決めていたことになる。
体験授業は、入塾後に感じやすい「不満」や「ギャップ」に気付くきっかけになる。「こんなはずじゃなかった」という後悔を未然に防げるかもしれない。
この調査は、小学生~高校生までの子どもを持つ全国の保護者を対象に、昨年10月にインターネットで実施した。有効回答数は100人。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)











