2024年7月12日
アンケート「いまどきの就活用語をどれだけ知ってる?」 =on the bakery調べ=
on the bakeryは10日、企業の担当者や経営者を対象に実施した「いまどきの就活用語をどれだけ知ってる?」をテーマとしたアンケート調査の結果を発表した。
それによると、「GDってどんな意味か知ってる?」の問いには、「知ってる」(32%)、「知らない」(68%)だった。GDは「グループディスカッション」の略。複数の応募者がグループを作り、与えられたテーマについて議論しながら、コミュニケーション能力、リーダーシップ、協調性、論理的思考力などを総合的に評価する手法の一つ。就職活動でよく用いられる選考方法にもかかわらず、認知度は低め。
「ガクチカってどんな意味か知ってる?」の問いには、「知ってる」(60%)、「知らない」(40%)だった。ガクチカは「学生の時に力を入れたこと」の略。採用面接で質問される重要項目の一つ。調査した用語の中で最も認知度が高く、就活生の間で広く浸透していることがわかる。ただし、40%が知らないと回答しており、完全に一般化しているとは言えない。
「NNTってどんな意味か知ってる?」の問いには、「知ってる」(25%)、「知らない」(75%)。NNTは、「無い内定」の略(内定がないこと)。「まだNNTだけど、諦めずに頑張ろう。」「NNTの人向けの就活イベントが来週あるらしいよ。」など、主に就活生同士の会話で使われることが多い。4人に3人が意味を知らないと回答しており、認知度は低い。ネガティブな意味合いを含むため、公の場での使用は避けられている可能性もある。
「オヤカクってどんな意味か知ってる?」の問いには、「知ってる」(43%)、「知らない」(57%)。オヤカクは、「親に確認」の略。就職活動中、職業や給与など親に確認する必要がある事項を指す。半数近くが知っているという結果になった。
「キチョハナカンシャってどんな意味か知ってる?」の問いには、「知ってる」(24%)、「知らない」(76%)。キチョハナカンシャは、「貴重なお話し感謝いたします」の略。面接後やOB訪問後に、企業へのお礼を述べるシーンで使われることが多いワード。この言葉は、調査した用語の中でもっとも認知度が低い結果となった。企業向けに発する言葉でもあるため、略語として活用する学生は少なく、認知度が低くなっている可能性がある。
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