2025年3月19日
高校生活の満足度、「友人関係」や「授業」が高く、「アルバイト」や「学習塾」などは低め =プレマシード調べ=
プレマシードは18日、全国の10代と親世代(40代~50代)合計600人を対象に実施した、「高校生活の満足度や高校生時代の経験に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、高校生活の満足度(満足している+やや満足している)では、「友人関係」が71.8%で最も高く、以下、「一般科目の授業」71.7%、「授業内容」71.5%、「修学旅行」69.3%と続いた。
一方、「学校以外での習い事」は45.8%、「アルバイト」は42.7%、「学習塾や予備校での勉強」は41.3%で、学校以外の場所で行うことに対しては満足度が低かった。
子世代の高校生活全体の満足度は76.5%と高かったが、性年代別でみると10代の男女に差があり、女性は「アルバイト」と「彼氏、彼女」以外のほぼ全ての項目で満足度が高い一方、男性が女性より高い結果だったのは、78.2%の「勉強の成績」と72.7%の「日帰りの校外学習」、70.9%の「部活動」だけだった。
「高校とはどのような場所だと思うか?」との質問で、最も多かった回答は「勉強をする」61.0%で、以下、「青春を楽しむ」55.0%、「将来を考える」44.8%、「社会性を身につける」37.7%などが続いた。
「高校生のときにやっておけばよかったと思うこと」を聞いたところ、最も多かったのは「勉強」37.8%で、以下、「好きなことに取り組む」33.3%、「恋愛」23.2%、「何かに一生懸命打ち込む」21.8%などが続いた。子世代は多くの項目で回答率が高く、様々なことにチャレンジしたいという思いが伝わってくる結果になった。
高校時代の勉強に関することで「何に悩んでいたか」を尋ねたところ、「やる気がでない」28.8%が最も多く、以下、「成績が上がらない」22.7%、「集中力が続かない」21.5%、「授業に難しすぎてついていけない」17.3%と続いた。性年代別でみると、女性10代の「やる気がでない」「集中力が続かない」「計画的に進められない」の割合が高かった。
また、高校時代の自身の経験としては、「生徒間の人間関係のトラブル」28.3%が最も多く、次いで「いじめ」14.7%、「先生との人間関係のトラブル」8.5%が続いた。一方、身近な人の経験では「生徒間の人間関係のトラブル」23.7%が最も多く、次いで「不登校」18.5%、「いじめ」16.2%が続いた。
通信制高校の取り組みに関する質問では、「自分のペースに合わせた通学」51.8%が最も多く、次いで「好きや興味がある分野を学び、将来の目標を見つける」40.7%、「文化祭や体育祭」40.5%と続いたが、過半数以上の認知を得ていたのは「自分のペースに合わせた通学」ができるというものだけだった。
また、「通信制高校に通っている人のイメージ」を聞いたところ、最も多かったのは「不登校経験がある人」52.8%で、以下、「高校を中退している人」47.7%、「ひきこもりの人」37.3%、「仕事をしている人」34.0%と続いた。性年代別でみると、男性50代は「仕事をしている人」49.2%が全体よりも多かった。
高校を改めて選べるとした場合「通信制高校に通ってみたいと思うか?」との質問には、
「通ってみたい」が3.0%、「やや通ってみたい」が18.8%で、合計は21.8%だった。通ってみたい合計値が最も高かったのは「女性10代」28.3%で、女性10代は通信制高校に良いイメージをもっているのが分かる。
通いたい理由としては、「自由な時間を有効活用できる」「自分のペースで学べる」「学びの幅が広い」といった声が多く寄せられた。一方、通いたくない理由は、「全日制高校で満足している」「イメージが悪い」「人間関係が不安、友達ができなさそう」「進路が不安」「自己管理やモチベーション維持への不安」などの意見が目立った。
この調査は、全国の10代+子どもがいる40~50代の親世代の男女を対象に、1月24~ 28日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は、15~19歳、40~49歳、50~59歳それぞれ200人ずつの合計600人。
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