2026年1月16日
日本の保護者、子どもへの期待に海外と明確な差。大学院進学を望む割合が子の希望を大きく下回る =スプリックス教育財団調べ=
スプリックス教育財団は、基礎学力に対する意識の現状を把握することを目的に「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」を実施、そのうち、子自身が希望する学歴と保護者の期待の国際比較の結果を15日に公表した。
調査では、日本を含む世界10カ国の小中学生とその保護者に「将来希望する学歴」について質問した。まず、自身に希望する学歴を日本の小学4年生に訊ねたところ、最も多かったのが「未定」44%で、海外の10%と比べて極端に多かった。また「大学院まで」を希望する割合も5%と、海外の31%と比べると低い傾向にあった。ただし、「未定」を除くと「大学まで」は53%、「大学院まで」は9%であり、実際の日本における進学率と大差ない現実的な希望であることがわかる。
日本の保護者が子に期待する学歴は、「未定」を除き「大学まで」を期待する割合が77%と、日本の小4の希望の53%や海外の保護者の期待の44%を上回ったものの、「大学院まで」を期待する割合は2%と極端に低く、子の希望の9%をも下回っていた。
計算テストの正答率上位/下位と比較したところ、いずれの国でも学力が高いほど高学歴を希望する傾向が見られ、日本でもその傾向が見られたものの、学力が高い層であっても大学や大学院への進学を希望する割合は、海外と比べて低い傾向にある。
さらに、保護者の価値観との関係を調べたところ、日本の保護者は海外と比べて、子どもの将来に「他人に迷惑をかけない」「友人を大切にする」など身近な交友関係を期待する割合が高く、そうした保護者は、身近な交友関係を重視していない保護者に比べて、大学や大学院への進学を期待する割合が10ポイント以上低い傾向にあった。
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