2026年6月18日
高校生の恋愛・人間関係の相談相手、44.2%が「生成AI」と回答=塾選調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は17日、全国の高校生104人を対象に実施した、「高校生の生成AI活用に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、ChatGPTなどの「生成AI」を使ったことがあるかを聞いたところ、「週に数回以上使っている」と回答したのは49.0%、「月に数回程度使っている」は32.7%、「数回試したことがある」は14.4%で、1度でも使ったことがある高校生が96.2%にのぼることが分かった。
「知っているが使ったことはない」は3.8%にとどまり、「知らない」と答えた生徒は0%だった。高校生の間では生成AIが認知されているだけでなく、日常的に利用している層が多いことが分かった。

生成AIの使用目的で最も多かったのは、「勉強以外の検索・調べもの」56.0%で、次いで「悩み相談や話し相手」50.0%。「学校の宿題や課題を終わらせるため」「学校の定期テストの勉強・対策のため」はいずれも31.0%で、高校生にとって生成AIは、勉強を効率化するだけでなく、気軽に話せる相手としても使われているようだ。

また、「恋愛・人間関係の悩み」を誰に相談するか質問したところ、誰かに相談する学生が「相談相手」としてもっとも多く選んだのは「生成AI」44.2%で、次いで「友人・先輩」26.0%、「検索エンジン」14.3%という結果になった。
恋愛や人間関係など、特にプライベートな悩みの相談相手にAIがもっとも選ばれる背景には、AIならではの「心理的安全性」があると考えられる。人間相手の相談では「否定されるかもしれない」「噂になるかもしれない」といった不安がつきまとうが、感情や偏見を持たないAIであればその心配はない。
思春期特有の複雑な感情や、まだ言葉としてまとまっていないモヤモヤを、24時間いつでも気兼ねなく吐き出せる「安全な相手」として、高校生はAIに安心感を抱いていると言えそうだ。

一方で、「進路や志望校」の相談相手を聞いたところ、誰にも相談しないと回答した学生を除く84人のうち、34.5%が「保護者・家族」を相談相手に選んだ。次いで多かったのは「学校の先生」31.0%で、「生成AI」を相談相手に選んだ割合は13.1%にとどまった。将来の選択や人生に関わる現実的な相談では、経験のある大人や自分をよく知る人に相談したいと考える高校生が多いようだ。

また、学校の勉強・宿題での具体的な使い方では、「わからない問題の解き方や解説を聞く」が56.0%で最多。以下、「授業の調べものなど検索ツールの代わりに使う」41.0%、「長い文章の要約や外国語の翻訳をさせる」33.0%が続いた。「自分で考えず、宿題の答えだけをすぐに出してもらう」も21.0%いたが、全体としては「答えを得るため」よりも「学びの補助(解説)」として使う高校生が多いのが分かる。

生成AIの活用で学力が向上したと思うかを尋ねたところ、「向上したと思う」が17.0%、「やや向上したと思う」が41.0%で、合計すると58.0%が学力向上を実感していた。「あまり変わらない」は34.0%、「やや低下」「低下」の合計は8.0%で、生成AIを使えば必ず学力が上がるわけではなく、使い方によって差が出ると考えられる。

AIへの依存感について聞いたところ、「とても感じる」が12.0%、「やや感じる」が45.0%で、合計57.0%が依存を感じると回答。便利さを実感しているからこそ、頼りすぎへの不安も生じているようだ。

また、AIを使用して注意された・失敗した経験があるかを聞いたところ、「ある」と回答した高校生は14.0%だった。生成AIを使うこと自体よりも、出てきた内容を理解しないまま提出したり、禁止されている場面で使ったりしたことが失敗につながったケースが多いようだ。
この調査は、全国の高校生を対象に、3月30・31日にインターネットで実施した。有効回答数は104人。
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