2026年7月10日
近畿大学、「性の多様性」について主体的に学ぶべる教育用ゲーム『星と雑踏のパラドックス』Web公開
近畿大学は、「性の多様性」について主体的に学ぶことができる教育用ゲーム『星と雑踏のパラドックス』をWeb上で7月15日公開する。
近畿大学では、毎年、学生の人権意識に関する調査を実施している。2023年度には初めて「性の多様性」をテーマに調査を行い、回答した学生の約5.3%が自身をセクシュアルマイノリティであると認識していることが分かった。一方で、セクシュアルマイノリティに対する誤解や偏見をもつ学生が多数存在していることも明らかになり、性のあり方にかかわらず、すべての学生が安心して過ごせるキャンパス環境づくりが課題となっている。
この結果を受けて、近畿大学では人権問題研究所を中心に、法学部、文芸学部、情報学部の教員らによる学内横断プロジェクト「性の多様性教育推進プロジェクト」を立ち上げた。同プロジェクトは、2025年度近畿大学教育改革・学生支援プロジェクト助成金の採択課題「ガイドブック作成とゲームアプリ開発による性の多様性教育の推進」として、学生の理解を深める教材の制作に取り組んできた。
今回Web上で一般公開する『星と雑踏のパラドックス』は、大学生活を舞台にした教育用ゲーム。講義や文章だけでは伝わりにくい日常の場面を、自分自身のこととして考えられるよう、学生が親しみやすいゲーム形式を採用した。利用者は登場人物の視点で物語を読み進め、会話の選択肢を選びながら、無意識の偏見や差別的な言動、本人の同意なく性のあり方を他者に伝える行為などについて考える。
また、本ゲームと併せて、学生・教職員向け教材『性の多様性ガイドブック』も制作した。ゲームで大学生活の具体的な場面を疑似的に体験し、ガイドブックで性の多様性に関する基礎知識を補うことで、理解をより深められる教材として一体的に活用する。
今後は、本ゲームやガイドブックの活用が学生や教職員の意識にどのような変化をもたらすのかについて、学術的な分析・検証を行う予定。
ゲーム概要
公開日時:7月15日(水)10:00
使用可能機器:パソコン、タブレット端末、スマホなど
利用方法:ブラウザ上でプレイ可能(無料)
対象:誰でも利用できる
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