2026年7月30日
宇陀市、スマホアプリ使って「あたまの健康度のチェック」を実施
奈良県宇陀市は29日、「認知症の不安ゼロのまち」の実現をめざす「あたまの健康づくりプロジェクト」の一環として、市民が自身の認知機能の状態を確認できるWEBアプリ「あたまの健康度のチェック」を実施していると発表した。
スマートフォンのカメラでQRコードを読み取り、画面の案内に沿って話すだけで、約1分でチェックが可能。アプリは太陽生命保険が提供し、宇陀市民を対象としている。市は広報7月号でも紹介し、市民への活用促進を図っているという。
超高齢社会を迎えた日本では、2030年には65歳以上の約3人に一人が認知症またはMCI(軽度認知障害)になると推計されるなど、認知症への対応が社会的課題となっている。認知症の前段階であるMCIの段階から、科学的根拠に基づいた予防策を講じ、継続的に見守りながら支援していくことが、認知症の発症を抑える上で重要とされている。MCI(軽度認知障害)は、適切な対策により16~41%は認知機能が正常な状態に回復できるとされている。
宇陀市は、「認知症の不安ゼロのまち」の実現をめざし、研究機関や企業団体と連携協定を結び、認知症予防を推進している。認知症になっても住み慣れた地域で支え合い、尊厳と希望をもって暮らせるまちづくりを進めている。その一環として、市民が自身の認知機能の状態を確認し、日々の健康づくりに役立てられるよう、あたまの健康度のチェックを実施している。
「あたまの健康度のチェック」は、宇陀市民を対象としたWEBアプリ。
利用方法は、(1)スマートフォンの「カメラ」を起動し、(2)チラシのQRコードを画面にうつし、(3)画面に出てきたリンクを押すだけで開始できる。
できるだけ静かな環境で、3日に1回を目安に継続することを勧めている。チェック結果は「良好」「注意」で示され、チラシには結果を記録できる記録表も付いている。なお、本チェックは医療診断ではなく、あくまで目安として利用するもの。
宇陀市では、「あたまの健康度のチェック」にあわせて、知的に楽しむ脳の健康サロン「プラチナサロン」を開催している。チェック結果や日常生活で気になっていることなどを気軽に相談でき、ミニ講座、あたまと体の体操、チェックの継続利用相談、個別相談、交流会などを行う。
宇陀市では、「あたまの健康づくりプロジェクト」を通じて、認知症の理解促進、相談・受診、支援制度の利用、交流の場づくりなどを段階的に進めていく。市立病院「もの忘れ外来」やオレンジカフェ(市内7カ所)、いきいき百歳体操(市内61カ所)などの取り組みと連携し、認知症の前段階からの予防を進めるとともに、変化に早期に気づき、適切な相談・受診や支援につなげる取り組みを進めていくとしている。
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