2020年10月13日
56.6%の学生が「オンライン実施」の内定式に参加 =学情調べ=
学情は12日、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生400人を対象に実施した、「内定式に関するインターネットアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、2020年10月に、「内定」を獲得した企業の内定式に参加した学生は65.8%。「今後実施される予定」19.6%、「内定式の実施がなかった(今後もない予定)」13.1%となっており、10月1日には内定式を実施しなかった企業も一定数あったことが分かった。
新型コロナの影響で、選考スケジュールが後倒しになった企業や、オンライン開催の対応など、例年とは異なる対応をとった企業が、内定式の実施時期を遅らせたり、開催自体を取り止めたと推察される。
10月に内定式に参加した学生は、「オンライン実施の内定式に参加」が最多で56.6%。次いで、「実際に内定先企業などに訪問して参加」34.4%、「オンラインと対面を併用したものに参加」9.0%となっている。
「オンライン実施」の内定式に参加した学生からは、「バーチャルで社内の見学ができてよかった」「オンラインという初めての形式でも、内定式を準備してもらい感謝している」「画面越しに内定者と顔合わせができて、入社が楽しみになった」など、コロナ禍でも形を変えて内定式が実施されたことへの感謝の声が寄せられた。
一方で、「一度も会社に行っていないので不安」「内定者は、全員Zoomのカメラ・マイクをオフにしており、内定者の顔が見られなかったことが残念」などの声も上がっており、双方向のコミュニケーションや「職場を体感できるコンテンツ」の有無が、オンライン実施の満足度に影響していることが分かる。
「実際に内定先企業などに訪問する」内定式に参加した学生からは、「初めて企業に訪問したので、雰囲気が分かってよかった」「内定者同士で顔を合わせることができ嬉しかった」などの声が寄せられており、実際に訪問したことで、入社に向けてプラスになったことが分かる。
内定先の社員や内定者と直接話す機会があると、「内定承諾にプラスになる」という回答が88.0%あり、直接面談することが、「内定承諾」の意思決定にプラスに働いていることが分かった。
この調査は、通年採用対応ジョブ型新卒採用サイト「あさがくナビ2021」登録会員とサイト来訪者を対象に、10月1日~5日にかけて、メールでアンケート回答を依頼する形で実施。有効回答数は400人。
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