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2020年12月22日

すららネット、「すらら」でコロナ休校中の学習時間が前年度比3倍超に

すららネットは、「すらら」のコロナ休校中の学習時間データを分析し、今年3~5月の学習時間は前年度比310パーセントと、3倍を超える学習を行っていたという研究結果を、日本デジタル教科書学会で発表した。

AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブな eラーニング教材。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人一人の習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着を図る。

今回、「すらら」の学習データを用い、新型コロナウイルス感染拡大に伴う学校休校期間中(2020年2月27日から4月30日、休講終了日は地方・学校によるが一律で4月30日までとして計算)の学習時間を過年度と比較。対象は2018年度から2020年度の期間「すらら」を継続利用している47校13,138名の中高生。

2018年から2020年における各年3月から5月の学習時間の平均は、2018年が1.1時間、2019年が2.7時間、2020年が8.4時間で、2019年と2020年を比較すると310.3パーセントと大きく増加。特にレクチャーの学習時間の伸びが顕著で、授業を受けられない新規学習単元の学習を「すらら」で行っていたことがうかがえる。

通常、春休みにあたる3月、4月は学校における「すらら」学習時間数が一時的に減少する傾向があるが、2020年は3月、4月、5月ともに例年と比較し学習時間は大きな伸びを見せた。

学校で学習ができない生徒が「学びをとめない」ために3月、4月に「すらら」で学習したことが推察される。5月の学習時間の微減は、各学校においてオンライン授業等のインフラが整い、一部の授業が実施できるようになったためと思われる。

今後も、さまざまなデータに基づき、学校、学習塾、個人学習者それぞれの学びに役立つビッグデータ分析結果を紹介していくという。

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