2021年1月26日
22年春卒業予定者の就職環境は9割近くが「悪化する」 =日経HR 調べ=
日経HRは25日、大学等のキャリア教育・就職支援担当者を対象に実施した「21年春卒業予定者と22年春卒業予定者の就職環境・就職支援」、インターンシップや採用選考に関する「国と企業への要望」等に関する調査の結果を公表した。
新型コロナ感染拡大により、22年春卒業予定者の就職環境は9割近くが「悪化する」と回答。しかし、リーマンショック後の就職氷河期までの落ち込みはないと見ている担当者が56.7%と半数を超えた。
就活支援で力を入れる点については、「業界・企業研究講座」(62.3%)が最多。企業とのリアルな接点不足によるミスマッチ解消や一部の人気業界の採用減による志望変更を促すためだと思われる。
21年春卒業予定者で経験したオンライン中心の就職活動支援では、「学生の就活の遅れ」「学生の状況把握の難しさ」「学生の孤立」などの課題が見えた。
インターンシップに関しては、企業へは「プログラム内容」「目的・内容の明示」「学事日程への配慮」「機会増」などの要望が挙がり、国に対しては「1dayインターンシップ」や「5日間以上」「選考との結び付き」などの定義を明確にしてほしいといった声が多かった。
調査対象は大学等の就職支援・キャリア教育担当教職員で、実施期間は2020年11月24日~12月8日。調査はメールにて依頼、Webサイトで回答する方法で、回答者数は77人・76校(大学70、短期大学3、専門学校2、大学院大学1)。
アンケート結果の概要はキャリア教育・就職支援担当者向けWEBサイト「キャリエデュ」でも公開している。
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