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2021年3月29日
早稲田システム開発、展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」を奈良文化財研究所に導入
早稲田システム開発は25日、スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」のサービスが、奈良文化財研究所に導入されたと発表した。
奈良文化財研究所では、特別史跡平城宮跡をはじめとした発掘調査により、古代律令国家の実態に迫る研究をおこない、その成果を国民・訪日外国人に知ってもらう取り組みを進めてきた。
中でも平城宮跡資料館では、多言語での案内解説の拡充を順次進めていた。しかしながら資料館館内の展示スペースには限りがあるため、複数言語で解説を掲示することが困難。また展示品の解説も物理スペースの課題として、情報に制限があっとたいう。そこで、課題を解決し、より効果的な展示解説および情報公開を目的に、収蔵品データベースの公開、さらにモバイル端末(タブレットやスマートフォン)で利用できるアプリの提供を開始することに。「ポケット学芸員」は収蔵品データベースと一体として運用できるため、展示解説アプリとして採用。
平城宮跡資料館の展示資料について、日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語の画像と解説を配信。今後は藤原宮跡資料室、飛鳥資料館の解説配信も視野に入れているという。
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