2021年7月27日
ハーモニープラス、大学の授業に関する調査「3割以上の大学生が現在の授業に不満」
ハーモニープラスは全国の大学生を対象に「現在の大学での授業」に関する調査を実施し、26日にその結果を公表した。
調査は全国の4年制大学に通う大学生を対象に、6月17日・18日に行われた。それによると、6割以上の学生が大学での授業内容に「満足している」「どちらかと言えば満足している」と回答した一方、3割以上の学生が「どちらかと言えば不満である」「不満である」と回答した。不満と回答した学生は、オンライン授業になってしまったことで、自分が望んでいた授業ができていないと感じているようだった。
新型コロナウイルスが大学生活にどのような影響を与えたと思うかを複数回答で訊ねたところ、「交友関係、コミュニケーション不足などによるメンタルヘルス悪化に対する不安」64.2%と回答した学生が最も多く、次いで「授業・研究など(オンライン含む)学びに対する不満や不安」62.5%、「就職活動や進路など将来に対する不安」55.7%と続いた。
オンライン授業についてどう思っているかを訊ねたところ、「自分のペースで学修できる」58.4%、「授業における学びの質は悪く、レポートなどの課題が多かった」45.5%、「対面授業よりも理解しにくい」39.6%、「質問など相互のやりとりの機会が少ない」34.1%など、ポジティブなイメージを持っている学生がいる一方、ネガティブなイメージを持っている学生が多いようだった。
また、大学卒業後の進路を目指すにあたり、現在の大学での授業内容は理想的だと思うかと質問したところ、3割以上が「どちらかと言えば理想的ではない」25.4%、「物足りないと感じる」10.5%と答えた。そして、「就職活動や進路を見据えた、自身の長所・短所が見える仕組み」50.7%や、「自身が現在どのような力を身につけることができたのかを把握できるような仕掛け」43.3%、「学生一人ひとりの学修目標到達度などを大学が管理・把握できる仕組み」30.6%などが必要との声が寄せられた。
調査概要
「現在の大学での授業」に関する調査
調査期間:2021年6月17日(木)~2021年6月18日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1022人
調査対象:全国の四年制大学に通う大学生(男女)
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