2022年3月17日
ギブリーのAIチャットボット「PEP」、近畿大学が全学で導入
ギブリーは16日、同社のAIチャットボット「PEP(ペップ)」が、近畿大学の全学生(大学院・短期大学部含む)と教職員の計3万6000人を対象に、学内で運用するSlack環境に導入されることになったと発表した。
3月22日から運用を開始し、授業などで使用するシステムなどに関する学生・教職員からの問い合わせに自動で応答していく。
同大では、授業でソフトウエアを使う機会やその種類が年々増えるにつれて、複数の学生から、ソフトウエアの利用方法など同じ内容の質問が繰り返し寄せられ、それに個別対応することで窓口スタッフの業務負担が増えることが問題になっていた。
そこで、今回、「PEP」を利用して、全学生・教職員に導入しているコミュニケーションツールSlackに「KUDOS Bot」を設置することで、AIがよくある質問に24時間自動応答する仕組みを構築。学生・教職員の利便性向上と窓口スタッフの業務負担軽減をめざす。
KUDOS Botは、「PEP」を利用して、学生・教職員から寄せられる「よくある質問」に対応するサービス。Slack上でKUDOS Botを選択して質問を入力すると、関連するキーワードが表示され、当てはまるものをクリックすると回答が表示される。
学習機能を備えており、利用者からのフィードバックをもとに回答内容の精度を高めることができ、使用するほど幅広い問い合わせに質の高い対応ができるようになる。
同大では、2020年から、全学的なコミュニケーション活性化とオンライン授業の円滑化のために、日本の大学として初めて、全学生・教職員約3万6000人に「Slack」を導入しているが、Slackと「PEP」を組み合わせることで、学生・教職員の利便性を一層高める。
また、同大と同社は今後、学生たちが自由なコミュニケーションを楽しめる、人間の姿をした「AIキャラクターパッケージ」の導入も検討している。
これは、同社とrinna及び、デジタルヒューマンの3社が共同開発中のプラットフォームソリューションで、これまで同社が提供してきた業務応対を自動化する機能に加え、顔と表情、音声、視覚、聴覚と自由に会話する雑談能力を備えたAIキャラクターを開発する。
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