2022年4月28日
関西大学、「AI・データサイエンス教育」を拡充し応用系科目を新設
関西大学は26日、全学的に展開している「AI・データサイエンス教育プログラム」を拡充させ、既存の入門編に加えて、実践編の科目を2022年度から開講すると発表した。同大学では、文部科学省による「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の認定を見据えたカリキュラム展開を一層推進していく。
政府が主導するAI戦略を背景に、同大学でもデータサイエンス教育プロジェクトを発足させ、AIやデータサイエンスに関する全学的なリテラシー教育を展開している。2021年度には入門レベルの科目を開設し、2科目合計1千人超の学生が履修した。
2022年度4月からは応用基礎レベルの「実践」編として、「社会のためのデータサイエンス実践基礎」および「AI・データエンジニアリング実践基礎」の2科目を新設。データサイエンスを実践するプロセスならびに、実社会でデータを利用する上で必要となるプライバシー保護や情報セキュリティ、倫理について理解すること。また、AIやデータエンジニアリング技術をもとにデータを加工・分析し、その結果を表現する能力を身に付けることを到達目標にしている。
同プログラムの修了要件を満たした学生には、修了認定証として関西大学公認のデジタル証明書(オープン・バッジ)を発行予定。学部を問わないこれらの全方位型プログラムに加え、複数の学部・研究科が提供する専門教育科目と連動することにより、AI・データサイエンスに関する実践的なスキルや知識を備えた人材を育成する。
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