2023年5月1日
86%の親世代が現在の日本の教育を不安に思っている=LycoRico調べ=
LycoRicoは、3~15歳の子どもがいる全国の親世代男女100人を対象に実施した「STEAM教育に関するアンケート調査」の結果をまとめ、4月28日付で発表した。

それによると、「現在の日本の教育に不安はあるか」と聞いたところ、「非常にある」16%、「ある」70%を合わせた86%の親世代が、現在の日本の教育を不安に思っていることが分かった。
具体的に不安に思っている内容は「ITとグローバル化がどんどん進んでいるがついていけるのか?」、「プログラミング学習についていけるか分からない」などが挙げられており、多くの不安は「グローバル化社会」と「情報化社会」についていけるかどうかで、子ども達の未来に対して不安を抱えていることが分かった。

新学習指導要領によって「小・中・高の学校教育が大きく変わったことを知っているか」と尋ねたところ、「詳しく知っている」が2%、「知っている」は32%、「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」が53%、「知らない」は13%だった。子どもを持つ親世代でも、半数以上が新学習指導要領の内容をよく知らないという結果だった。

また、「STEAM教育を知っているか」と尋ねたところ、「知っている」が27%、「聞いたことがある」が44%、「知らない」が29%だった。認知度としては65%と意外と高い結果になったが、STEAM教育の内容については「詳しく知らない・知らない」が全体の73%を占めており、まだ社会全体に広まっているとは言い難い。
STEAM教育とは、「Science」(科学)、「Technology」(技術)、「Engineering」(工学)、「Art」(芸術)、「Mathematics」(数学)の5つの領域を重視して盛り込んだ教育方針。アメリカをはじめ、世界各国で積極的に取り組まれており、AIが発展した社会や超情報化社会でも活躍できる人材育成を目指している。

こうしたSTEAM教育の説明を読んでもらって、現時点での興味について聞いたところ、83%が興味関心を示す結果となった。

また、「STEAM教育は子どもの将来に必要な教育だと思うか」と聞いたところ、「思う」が最も多く59%、次いで「非常に思う」が31%で、親世代の90%が「子どもの教育に必要だ」と考えていることが分かった。

「STEAM教育の教材があれば使ってみたいか」と聞いたところ、「思う」が69%と最も多く、「非常に思う」が15%で2番目に多かった。親世代の84%が、子どもの教育にSTEAM教育を取り入れたいという考えを持っていることが分かった。
この調査は、3歳~15歳の子どもと同居する全国の男女を対象に、1月23日~2月6日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は100人。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













