2024年2月29日
他校の取り組みが分かる!大阪産業大学附属高等学校のICTを活用した授業実践事例『情報Ⅰ』を紹介
【PR】
都道府県の特徴についての調べ学習
どう整理しまとめるかの検証にデジタルノート機能を活用

大阪産業大学附属高等学校〈大阪府〉松永 秀樹 先生 教科:情報Ⅰ 指導学年:2年生
建学の精神
偉大なる平凡人たれ
創立者、瀬島源三郎先生が「平凡な日常生活を大切に送っていくこと、地道にたゆまず努力していくことは偉大なことである」と教え、それは現在の徳育・知育・体育の三位一体教育の実践に繋がっています。徳育を先頭に位置付けたのは知育も体育も徳育の上に育まれると考えられているためです。
学校の教育目的
本校は昭和3年に、大阪鉄道学校として創立されました。現在は大阪産業大学の附属高校として、5つのコースを設けており、それぞれの目標を持つ受験生が、コースを選んで入ってきます。多くの生徒が大学進学を目指し、卒業後はそれぞれ希望の大学に進学します。そういった生徒あるいは保護者のニーズにしっかりと応えていける学校を目指しています。
ICT教育の課題・テーマ
年齢問わず、すべての先生がICTを推進できる環境づくりに力を入れています。
ICT教育推進については、本校は残念ながら、全国あるいは大阪の他の学校に比べると後発ではありました。そこで新たにICT教育を推進する部署を立ち上げ、ベテランの先生から若い先生まで、すべての先生がICTを進めていくための環境づくりを大きな課題として取り組んでいます。後発の学校ではありますが、ここ数年でかなり進んできているのではないかと思います。
端末整備状況
令和4年4月入学の高校一年生から、全員にChromebookを持たせており、令和6年度にはすべての生徒が端末を持つ状況になります。
ClassPad.net導入に至った経緯と理由
オンライン辞書機能のコンテンツの充実と、ICTを推進しづらい「数学」にも効果的な数学ツール『ClassPad Math』が決め手
生徒全員にChromebookを持たせるにあたり「Chromebookの金額に追加して、今までのように電子辞書の端末も保護者にご購入いただくのか」ということが課題でした。 二つの端末を合わせると負担がとても大きいですが、一方で辞書は必ず持たせたいと考えておりましたので、様々な辞書のサービスを検討・体験しました。その中でClassPad.netは辞書だけでなく、今まで生徒たちが使っていた参考書や用語集なども入っていたことが一番大きかったと思います。
また、5教科の中でICTを推進しづらいのが「数学」でした。他のサービスでは「電子ペンだとグラフが書きにくい」という話があがりましたが、ClassPad.netにはグラフや図形が視覚的に掴める数学ツール『ClassPad Math』があり、5教科全てで活用できるサービスということも導入のポイントでした。
授業の流れとClassPad.netの活用方法
STEP1
各都道府県について、地域の特徴や名物などを調べる。

STEP2
ClassPad.netのデジタルノート機能を使いながら、調べた内容をどのようにまとめるかを整理する。

STEP3
整理した内容をパワーポイントでプレゼンテーション資料としてまとめる。
デジタル社会におけるネット検索の弊害や上手な付き合い方とは
ネットと切り離すことは現実的な問題として不可能ですので、どう使っていくかということを考えながら付き合うことで、自然な状態になると思います。どんどん新しい技術が出てきますし、小さい失敗も含めて使っていくことが一番の学習になると思っています。
他教科でのClassPad.netの活用状況
特に英語においてオンライン辞書機能が幅広く使われています。また、数学でもグラフ等で数学ツール「ClassPad Math」を活用している ようです。
宿題や自宅学習でのClassPad.netの活用機会
英語等の授業で出た宿題でオンライン辞書機能を中心に活用しています。情報に関しても、調べ学習のまとめとしてClassPad.netを使い始めましたので、生徒たちは自宅でも活用していると思います。
<導入前と導入後の変化/h3>
その他のサービスも含めたICT教育推進による総合的な観点になりますが、何かを調べることを中心に、とにかく学習に対してのハードルが下がったと感じます。あとは圧倒的に、生徒たちが持ち物をなくすことが減りました。
生徒の保護者さんの声や評価
他の学校も含めてICT教育の導入は増えていますが、まだまだ社会に馴染んでいるという状態ではないと思いますので、本当の評価はこれからではないかと考えます。
昨年度は、まだ端末を導入していない学年を担当したので、保護者様の声を聞く機会に恵まれませんでしたが、今年度はICT教育への理解と評価を得ていきたいと考えています。
お気に入りの機能・使い方
情報の授業には欠かせない「整理してまとめる」を叶えてくれるデジタルノート機能です。
生徒はデジタルノートでまとめる際にふせん機能を上手に活用し、自分の勉強しやすいようにふせんを使い分けたり、つなぎ合わせたりしており、より自分自身の理解に沿った形で学習しやすいのではないかと思っています。
ClassPad.netを使用した今後取り組みたい授業
様々なツールを導入していますので、単元や狙いに応じて一つの選択肢としてClassPad.netの利点や特性を活かして、自然に活用していけたらと思っています。
生徒に聞いた、ClassPad.netの「良いところ」

ClassPad.netの導入によって、自宅での学習や授業中に分からない単語や言葉の意味を簡単に調べられるので、とても効率的だと思います。特に英単語を調べる際に大きく役立っています。

ClassPad.netがあることで、勉強が効率的になったと思います。特に活用しやすいと思うのは英語です。分からない単語や品詞をすぐ調べられますし、内容もとても分かりやすく書かれています。
ClassPad.netは、キーボードなどで打たなくてもペンで書いた文字がそのまま出てきて検索もできます。メモの機能を使えば、授業中に先生が言ったことをすぐ書き込むことができ、授業の内容を家でもう一度見返すことができるようになりました。
《教師、自治体、学校関係者の皆さまへ》
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)

















