2024年8月30日
95.7%の英語科教員が「文法学習」を重視 =モノグサ調べ=
モノグサは28日、中学校・高等学校の英語科教員117名を対象に実施した「中学生・高校生の英語力に関する実態調査」の結果を発表した。
それによると、「英語学習において、生徒の成績を向上させることが難しいと感じるジャンルを教えてください」の問いには、「スピーキングの学習」が62.4%、「ライティングの学習」が54.7%という回答となった。
「生徒のスピーキング力向上のために、効果的だと感じている取り組みについて教えてください」の問いには、「例文の記憶」が53.0%と最も多い回答。次いで「授業中にアウトプットする機会を設ける」が48.7%、「単語の記憶」が40.2%となった。
「生徒のライティング力向上のために、効果的だと感じている取り組みについて教えてください」の問いについても、「例文の記憶」が55.6%と最も多い結果となった。他には「単語の記憶」が47.0%、「授業中に演習する機会を設ける」が42.7%と上位の回答となった。
「あなたは英語学習において、文法学習がどのくらい重要だと思いますか」の問いには、「かなり重要だと思う」が62.4%、「やや重要だと思う」が33.3%と95.7%が英語学習の重要性を感じていた。
「かなり重要だと思う」「やや重要だと思う」と回答した人に、「文法学習が重要だと思う理由を教えてください。」と聞いたところ、「英語学習の基礎となるから」が84.8%、「リーディングやリスニングなどの受信技能の理解力が向上するから」が53.6%、「ライティングやスピーキングなどの発信技能の理解力が向上するから」が52.7%という回答となった。文法学習は英語4技能のスキル向上に向けた英語学習の基礎を作るうえで重要であると認識されていることが考えられる。
「文法の学習にあたって生じている課題を教えてください」の問いには、「学習のモチベーションが低い」が53.8%、「生徒の定着度に差が生じてしまう」が53.0%という回答となった。
「文法学習の中で、生徒が知識を定着しやすいように工夫していることを教えてください」の問いには、「授業で復習の時間を何度も設けている」が44.4%、「文法を活用しアウトプットする時間を設けている」が44.4%と同率1位となった。
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