2025年3月11日
KUMON、「KUMON家庭学習調査2024」を実施 生成AI時代の家庭学習
公文教育研究会は7日、小学校1~3年生の子どもがいる世帯の母親1000人、父親800人を対象に実施した「家庭学習についての調査」結果を発表した。
同調査は、子どもの生活や家庭学習の状況、保護者の意識や行動の把握を目的として、2015年から毎年行っているもの。

それによると、「子どもの家庭で過ごす時間の変化」については、「動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Video、Hulu、Disney+など)の視聴時間」が1日平均28.3分となり昨年に比べて微増。「動画配信サイトやアプリ(YouTube、Tiktok、ニコニコ動画など)の視聴時間」は1日平均32.9分となり、昨年に比べて微減した。また「テレビを見る時間」も46.1分と昨年に比べて減少した。

「子どもの家庭学習の頻度」については、週平均「5.3日」、平日の平均学習時間は「34.8分」となった。昨年に比べ週平均学習日数は微減している一方で、平均学習時間は増加している。

「子どもの家庭学習の内容(複数回答可)」については、「小学校の宿題以外の予習・復習」は20.9%で昨年に比べ2.2ポイント増加。「通信教育の課題」22.2%と、「小学校の宿題」とともに昨年に比べて1.0ポイント減少した。

「子どもの学習状況の把握」については、最多は「わが子の得意・不得意を把握している」64.4%。次に「家庭学習をする場所は親の目が行き届く場所にしている」59.5%、「子どもから質問を受けた時はすぐに見るようにしている」58.4%と続いた。また、「目が届かない時のわが子の様子を把握できる状態である」42.1%、「宿題(学習)をしている際の集中時間を把握している」47.9%で昨年より増加した。
「子どもの学習状況や態度に対する保護者の関与」については、「平日の家庭学習の開始時間を把握している」が50.4%と最多、「その日にやった家庭学習の内容を終了後に確認している」41.9%。また「子どもの家庭での学習が大きな悩みの種である」が昨年の25.1%から27.8%へと、2.7ポイント増えていることが目立つ。
「家庭での子どもの学習状況や態度」では、「子どもが日々決められた学習量をこなす」49.1%、「子どもが自ら進んで家庭学習をする」41.1%だった。

「家庭学習における生成AIの利用状況」については、「保護者自身が子どもの教育の目的で利用している」5.6%、「小学1年生~3年生の子どもが学習の目的で利用している」10.0%、「保護者と子どもの両方が利用している」3.0%と、合わせて18.6%の結果となった。

「家庭学習における生成AIの利用についての評価」については、「非常に好ましい」3.1%、「まあ好ましい」16.2%の結果となった。生成AIが子どもの可能性を広げるかについては、「非常にそう思う」3.5%、「ややそう思う」22.4%。これらの設問において「どちらとも言えない」と回答した保護者が過半数となった。

「家庭学習で生成AIを利用する際の懸念点」については、「子どもの学習が、生成AIに依存してしまう」53.2%、「子どもへの指導が、機械的になってしまう」50.7%、「子どもが生成AIを使って、カンニングや不正をしてしまう」50.6%と続いた。

「子どもの学習にとって適切な生成AI利用」については、人間が関与した方がよいと思われると回答した割合が高かったのは「学習についての質問応答」71.1%、「学習における悩みへのアドバイス」70.5%だった。
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