2026年5月15日
中学受験、保護者の92%が「後悔なし」と回答 =塾選調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は14日、2026年に中学入試を終えた子どもを持つ保護者100人を対象に実施した、「『中学受験の後悔』に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「中学受験に関して後悔していることはあるか?」と聞いたところ、「まったくない」が48%、「あまりない」が44%という結果になり、合わせて92%の家庭が「後悔していない」と回答。多くの家庭が中学受験に一定の納得感を持っていることが分かった。
中学受験は、学習負担や費用面・精神面の負荷が大きく、「やらなければよかった」と感じるケースもあるのではないかと捉えられがちだが、今回の調査結果からは、そのような見方とは異なり、結果として前向きに受け止めている家庭が多かった。
「後悔が少なかった」理由として最も多く挙げられたのは、「子どもの意思を尊重できた」75.0%で、以下、「早めに情報収集・学校見学をした」32.6%、「親が焦りすぎなかった」28.3%などが続いた。
特筆すべきは、「子どもの意思の尊重」が他の項目を大きく引き離している点。志望校や受験の進め方を、子どもが納得して決められたか?―この「自己決定」の過程が、最終的な満足度に影響しているといえる。中学受験では、偏差値や進学実績といった指標に目が向きがちだが、今回の調査からは「本人が納得して選んだかどうか」が、後悔の少なさを左右する重要な要素なのが分かった。
中学受験について「後悔していない」と答えた家庭が多い一方で、「全体としては納得しているが、振り返ると改善できた点はあった」とする声も多く寄せられた。こうした“反省”の内容は、主に「情報収集」「学習開始時期」「息抜き」「過去問対策の進め方」「生活面」の5つで構成されている。
まず、「情報収集」では、志望校選びに関する反省として、「情報収集の遅れ」と「比較不足」が共通してあげられている。通塾や日々の学習に追われるなかで、学校見学や説明会への参加が後回しになり、結果として十分な比較ができなかったと感じるケースが見られた。実際に足を運ぶことでしか分からない校風や雰囲気も多く、後から振り返ると「もっと見ておけばよかった」と感じやすいポイントといえる。
次に、「学習開始時期」に関する反省では、「低学年での実体験や読書習慣」の重要性に触れる指摘が目を引いた。近年の入試で重視される思考力問題に向き合うなかで、机上の学習だけでは補いきれない「背景知識の差」を痛感したという経験談が寄せられており、これから中学受験の準備を始める家庭にとっては見逃せない視点と言えそうだ。
「過去問対策」については、「開始時期」と「計画性」の両面での反省が見受けられた。直前期に演習を詰め込みすぎると、傾向対策や時間配分の調整が不十分になりがちで、また、第1志望校に偏るあまり併願校対策が手薄になるなど、全体の計画に難しさを感じた保護者も多く見られた。
一方、「生活リズム」については、特に睡眠時間の不足を心配する声が見られた。本番と同じ時間帯での生活リズムを意識しておくことの重要性も指摘されており、これらの反省点を見ると、いずれも特別な対策というよりも、もう少し早く意識できていれば対応できたことが中心であるのが分かる。
今回の調査では、これから中学受験を迎える家庭にとって参考になる3つの「鉄則」も紹介している。
まず、鉄則①は、「子どもが主役」ということを忘れないこと。志望校選びや受験する・しないの選択も含めて、子どもが自分の意思で選んだと感じられることが、受験期間中のモチベーションや、結果に対する受け止め方にも影響していると考えられる。
鉄則②は、「情報の分母」を早めに増やすということ。中学受験の納得度の高い家庭では、早い段階から学校見学や情報収集に取り組み、十分に学校比較できる状態を整えており、学校ごとの違いを理解し、選択肢を持ったうえで判断できることが、後悔の少ない志望校選びにつながるといえる。
鉄則③は、親は「支える立場」に徹するということ。学習面の管理やアドバイスに力が入りすぎると、子どもの主体性が損なわれたり、プレッシャーにつながることもある。一方で、メンタル面のサポートや環境づくりといった「支える役割」を意識することで、子どもが自分の力で受験に向き合いやすくなると考えられる。
この調査は、2026年に中学入試を終えた子どもを持つ保護者を対象に、3月にインターネットで実施した。有効回答数は100人。
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