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2017年1月25日
産学官連携でアクティブ・ラーニングを支援する実証研究開始
静岡大学、今治市、京セラドキュメントソリューションズ、KDDI総合研究所の4者は24日、静岡大の益川弘如准教授の指導のもと、21世紀型スキル教育支援の一環として、ICTを活用したアクティブ・ラーニングの授業で、記述や発話などの学習記録データの収集・分析を行い、学習記録データに基づいた学習評価や授業評価につながるソリューションの有用性を検証するための実証研究を今治市の3つの小中学校で開始すると発表した。
実証研究では、アクティブ・ラーニングの学習活動の中でも、特に小グループによる対話活動でのデジタルワークシート記述と発話が対象。
授業で行うグループワークの中で、児童生徒たちの記述と発話を学習記録データとして蓄積し、それらの変化や推移を自動的に分析、話し合いのプロセスを見える化することで、教師に対して指導と評価の一体化を促す。
また、ジグソー授業など、授業中にグループ編成が変わる授業にも柔軟に対応できるアプリケーションを開発する。各生徒の発話内容を録音し、その発話データを収集、一人ひとりの学習内容の理解状態を推定する。
さらに、授業の開始時点から終了時までの間にどれだけ理解が深まったのかを測定するため、ワークシートの記述の変容から学習成果を測定。これら発話データと記述データを組み合わせて分析することで、総合的な分析を可能とし、多数のグループの学習効果の評価や、授業改善への効果を検証する。
実証研究の期間と実施校
研究期間:1月~3月(準備期間2016年9月~12月)
実施校:今治市立波止浜小学校、波方小学校、北郷中学校
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