2018年6月6日
LINEと長崎県教委、情報モラル教材の共同研究協定を締結
LINEは5日、長崎県教育委員会と情報モラル教育教材「SNSノート・ながさき」の共同研究プロジェクトに関する協定を締結したと発表した。期間は2018年6月4日~2019年3月31日。
両者は今後、児童・生徒のSNSやインターネットの適正な利用に向けた効果的な指導法や教材開発などの研究に取り組むが、LINEは東京都教育委員会をはじめ、全国複数の教育委員会との共同研究・教材開発を行ってきた成果やノウハウを、今回の共同研究プロジェクトに活かしていく。
「SNSノート・ながさき」は、小学校から高校まで発達段階に応じたものを複数開発する予定。
また、教職員向けの指導書には、長崎県が独自に開発した、インターネットトラブル発生時に生徒・学校・保護者・教育委員会・警察が連携し、解決を図るための手法をまとめた「トラブル対応マニュアル」の内容を盛り込む。
これらは、Web上から教材を自由にダウンロードできるようにし、教職員向けの指導書も充実させることで、学校での授業に利用しやすいものにし、県内公立学校における情報モラルや情報リテラシーに関する教育の充実を図る。
教材開発体制は、長崎県教委の統括のもと、同県の小・中・高校の教職員を中心にワーキンググループを構成し、大学の研究者などの有識者も参画する。
LINEは、全国で年間2500回程度行っている児童・生徒のインターネットの適正な利用に向けた啓発活動や、子どものネット利用環境調査などから得た知見・経験などを生かしながら開発を支援する。教材は、今年度中をメドに公開する予定。
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