2016年8月30日
9月1日を前に、いじめ匿名通報サービス「Kids’ Sign」で相談を受付
ガイアックスは29日、匿名でいじめを通報できるスマホ用WEBサービス「Kids’ Sign」において、子どもの自殺が増加する9月1日を前に各学校現場での活用や生徒へのアナウンスを強化することを発表した。
合わせて、SNS見守りアプリ「Filii」を提供するエースチャイルドと連携に合意し、子どもの自殺や悩みが増える長期休暇明けに備え、学校現場とともに自殺防止に取り組む方針を明らかにした。
「Kids’ Sign」は、ガイアックスの子会社アディッシュのネットいじめ対策事業「スクールガーディアン」が、昨年から私立・公立の中学・高校を中心に提供しているいじめ匿名通報WEBサービス。その即時性と匿名性による手軽さを、新学期を前に不安を抱える子どもの悩み匿名相談WEB窓口として活かしたいとしている。子どもの変化をいち早くキャッチし、自殺を招くトラブルを事前に防ぐために、学校内でのポスター掲示やプリント配布を通じた悩み匿名相談WEB窓口の案内を積極的に行うなど、学校現場との取り組みを強化していく予定。
「Kids’ Sign」を通じて寄せられた相談は、緊急性を判断し、即時性のある内容のものは学校へ報告、それ以外のものは報告書として学校に通達される。
また、いじめの問題は保護者、学校それぞれで解決できるものではないため、保護者向けのサービスである「Filii」と連携し、「Filii」でのトラブル発見後の学校への対応支援や、「Filii」の学校向けサービス展開などの検討を進め、保護者、学校ともに子どもをいじめやトラブルから守る取り組みづくりを推進していく方針。
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