2018年4月5日
プログラミングバトルGPリーグ優勝の小学生チームがDeNAでお仕事体験
3月28日、東京のDeNA本社で、小学生がゲーム作りの現場を見学するお仕事体験が開催された。このお仕事体験は、BSフジと千葉テレビが放送している、小学生向けプログラミングバトル番組「GPリーグ プログラミングコロシアム」の優勝チームの副賞で、小学3年生から6年生までの7人が参加した。
当日、DeNA本社のある渋谷ヒカリエに集合した小学生達は、やや緊張した顔つきで、まずDeNAの会議室へ向かった。ここではDeNAの会社紹介に始まり、次に現職のゲームクリエイターによるゲーム制作の解説が行われた。登壇したのは、オセロをモチーフにしたスマホゲーム『逆転オセロニア』のプロデューサーである香城卓氏だ。ゲームの企画から、開発、リリース後のサポート、さらにはSNSを活用したプロモーションまで、実際のゲーム制作の流れが解説された。子どもたちは興味深く聞き入り、「何歳から入社できますか」、「ゲームの開発期間はどれぐらい?」といった質問を投げかけていた。
次に向かったのは、執務室だ。ここでは、プロダクトマネージャー、開発ディレクター、プランナー、ゲームデザイナーの4人が、それぞれの役割を語り、ゲーム作りにおける役割分担などを解説した。その後、普段は開発メンバーしか入れないという特別なゲーム開発フロアを案内され、子ども達は目を輝かせて開発画面をのぞいていた。
3つ目の体験は、キャラクターデザインのワークショップ。デザイナーが描いたゲームキャラクターをもとに、子ども達が実際にキャラクターを手で描き、さらにキャラクターのセリフを自ら演じる体験を行った。
午前中のプログラムが終わった一行は、DeNAの社員食堂「Sakura Café」へ移動し、社員も毎日食べているという特製のランチを体験した。
そして午後からは、DeNAが開発したプログラミング学習アプリ「プログラミングゼミ」を使ったお仕事体験を行った。プログラミングゼミは、Scratchと似たブロックプログラミングだが、アナログの絵などを写真として取り込むことができるのが大きな特徴で、全国の小学校などでも採用されている。
たとえば、工作の授業で作った作品や絵などを取り込んで、プログラミングするといった活用も可能だ。同アプリを開発した末廣章介氏が子どもたちを指導。午前に仕上げたキャラクターのイラストと声を使って、1時間弱の間に作品を仕上げた。さすがにプログラミングは慣れたもので、初めて「プログラミングゼミ」を触る子どもがほとんどだったのにも関わらず、すぐに操作を覚え、作品作りに没頭していった。
参加した子ども達は楽しかった体験として、プログラミングゼミと、開発現場の見学をあげていた。特に、ゲーム制作の現場を間近で見聞きできた体験は、子どもたちにとって大きな刺激となったようだ。
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