2018年5月25日
立教大学など、3D分子構造情報を共有する模擬授業を実施
ナレッジコミュニケーションは、立教大学、スタジオミダスと共にMicrosoft AzureとMicrosoft HoloLensを使用した新しい形の授業の実現に向けた模擬授業を5月14日に立教大・望月研究室で実施。24日、その様子をまとめ発表した。
今回のプロジェクトでは、3Dプリンタでは実現が難しかった視線の共有や教授と学生間のリアルタイムのコメント共有などの課題を、Microsoft AzureとMicrosoft HoloLensを活用して解決し、実際に模擬授業を行った。
模擬授業では、ナレッジコミュニケーションが提供するベテランのノウハウをデータ化する「ナレコムVR」を活用。
Microsoft HoloLens上に取り込んだ分子構造の3Dモデルに、説明者の視線の共有や注目した位置にコメントを貼り付けることができる。
また、そのコメントをMicrosoft Azure上に保存することで、異なるロケーションでもコメントの共有を可能にした。Bing Speech APIを利用した日本語の音声入力、Microsoft TranslatorテキストAPIによる翻訳にも対応している。
今回の取り組みでいくつかの成果が得られたという。Microsoft HoloLensを活用することで、イメージ図などの二次元媒体から理解していた情報が三次元で目の前に広がり、学生の理解が促進され直感的で分かりやすい授業をすることができた。
また、MR技術は、特に分子構造などの研究と親和性が高く、研究の発展が見込まれる。
新しい授業だけではなく、学会発表時の言語の壁など従来の課題を解決できる可能性も発見できたという。
関連URL
最新ニュース
- 漢検協会とベネッセ、初コラボ 進研ゼミ会員の小・中学生が選ぶ「今年の漢字」(2024年12月13日)
- AI型ドリル搭載教材「ラインズeライブラリアドバンス」が「高知家まなびばこ」とデータ連携開始(2024年12月13日)
- コドモン、広島県三原市の保育所等13施設にICTサービス「CoDMON」導入(2024年12月13日)
- 陸前高田市、返済不要の給付型奨学金事業の資金調達で1600万円の目標金額達成(2024年12月13日)
- ライフイズテック、中高生向け「ライフイズテック スプリングキャンプ2025」春休み開催(2024年12月13日)
- サイバー大学、「Times Higher Education Online Learning Rankings 2024」でブロンズ評価を獲得(2024年12月13日)
- プログラミングスクール受講生で最も多い年代は20代、平均年齢は33.8歳=「 CloudInt」調べ=(2024年12月13日)
- 不登校・行き渋りの子どもがいる親1000名へのアンケート調査 =サイボウズ ソーシャルデザインラボ調べ=(2024年12月13日)
- 大阪大学、デジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月にスタート(2024年12月13日)
- 「デジタルハリウッドSTUDIO」STUDIO渋谷、AIクリエイティブデザイン講座を開講(2024年12月13日)