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2019年4月11日
NCT、特別支援学級の授業で「ロボット活用」の実証実験を開始
日販コンピュータテクノロジイ(NCT)は10日、東京・品川区立上神明小学校の協力のもと、特別支援学級で、同社が開発したロボット「こくり」の活用に対する効果検証を開始したと発表した。
「こくり」は、タブレット連動型のプログラミング教育向けロボット。今回の実証実験では、プログラミング教育だけでなく普段の学校生活の中で、児童たちが「こくり」と一緒に過ごしたら、どんな変化や反応があるのかを検証することにしたという。
「こくり」が何をすれば児童が興味を持つか現場の教員から意見を集め、特別支援学級用アプリケーションを開発。
開発したのは、児童が「おはよう」「さようなら」と話しかけると「こくり」が返事をする挨拶アプリケーション、「こくり」がクイズを出し児童が答えるクイズアプリケーション、「こくり」がランダムにヨガのポーズをタブレットに表示し、児童が真似をして体幹を鍛える体幹アプリケーションなど。
検証当日、児童たちは、挨拶アプリケーションを利用し自発的に「こくり」に話しかけたり、熱心に耳を傾けクイズに答えたり、「こくり」が表示する体幹ポーズを真似したりする様子が目立ったという。
また、その他にも生活教科で「おえかきパラダイス」を授業で利用し、児童たちの反応について検証を行った。
授業では、自分が描いた絵が画面の中を動き回る様子を見て、学校ではあまり見せない喜んだ表情をする児童や、画面の背景を見て、どのような絵が適しているかを自分で考え表現するなど様々な反応が見られ、教員も驚いていたという。
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