2020年12月10日
埼玉工業大学、自動運転バスの実証実験の車内から「走るオンライン・ゼミ」を開催
埼玉工業大学は8日、自動運転の実証実験の現場から、Zoomを使用して「走るオンライン・ゼミ」を開催したと発表した。

同大自動運転技術開発センター長の渡部大志教授が、工学部情報システム学科の画像認識工学研究室の4年生に向けて、走るオンライン・ゼミを約2時間実施。学生は、自宅や研究室から、Zoomで参加。自動運転実証実験で走行する車内から、同教授が走行の様子をLIVE中継しながら解説を加え、現場の状況を、生きた教材として学生にリモートで指導した。
学生は、実験の目的や課題などの研究資料をZoomで共有。チャットを通して課題解決策のアイデアや、提案、質問といったコメントを寄せるなど、インタラクティブに参加した。
今年度は、新型コロナウィルス感染症の感染防止のため、卒業研究の指導をはじめ、ゼミもオンラインでの実施が主体だが、オンラインだからこそできる、実証実験の現場にリアルタイムで参加(視聴)するという貴重な機会が得られたという。
同大は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」の参加機関として、羽田空港地域において本年度2回目の実証実験を10月21日から計9日間実施した。
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