2021年5月28日
2022卒理系学生、就活の費用平均で約6万1000円 =TDK調べ=
TDKは27日、2022年に卒業予定の全国の理系大学2~4年生、大学院修士・博士学生計344人を対象に実施した、「コロナ禍でのオンラインの就職活動に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、回答者の93.0%が「オンライン会社説明会や事業説明会」への参加経験があると回答。同様に75.0%が「オンライン選考(面接、面談など)」の経験があると回答した。
参加経験がある学生に満足度を聞いたところ、「オンライン会社説明会・事業説明会」は84.1%が、「オンライン選考(面接、面談など)」は77.1%が、それぞれ「満足」と回答。
就活のステップ(フェーズ)ごとに、オンライン/オフラインのどちらが望ましいと考えるか質問したところ、「就活セミナー・イベント」から「選考面接(1次など初期段階)」ではオンラインを求める声が過半数に達したが、それ以降のフェーズでは逆転し、オフラインでの選考を好む声が多数だった。
各ステップ(フェーズ)で、オンラインが望ましいとした回答者にその理由を尋ねたところ、
「時間の節約」が7割~8割超、「金銭的な節約」が5割~6割超と多数を占めた。
企業に対して求めたい就活に関する配慮を聞いたところ、複数回答結果のトップ3は、「選考日程の柔軟化」47.4%、「選考プロセスのオンライン化」41.6%、「動画の活用」33.4%。
同様に、単一回答結果のトップ3は複数回答結果と比較して順位が変動し、「選考プロセスのオンライン化」23.3%、「選考日程の柔軟化」18.3%、「新型コロナの感染対策」「通年採用」が同数で11.0%だった。
「オンラインの方が望ましいと感じた理由」で2番目に多く選択された「金銭的な節約」に関し、就活の平均予算(交通費・宿泊費・その他飲食費など)は平均で約6万1000円。地域別では、最高額は中国・四国地方の約11万4000円で、最低額は関東地方の約4万8000円だった。
この調査は、2022年に卒業予定で、就職活動を実施中か実施経験のある、全国の理系大学2~4年生、大学院修士・博士学生を対象に、4月5日~8日にかけて、インターネットで実施。集計数は、スクリーニング調査7508サンプルで、有効回答数は344サンプル。
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