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2021年8月10日

摂南大学+太陽の家+エー・ディー・イー、AI開発で障がい者の就労支援を目指す共同研究を開始

摂南大学は5日、同大学経営学部経営学科の塚田義典准教授と大分県にある太陽の家、エー・ディー・イーの3者で、AI開発で障がい者の就労支援を目指す共同研究を開始すると発表した。

AI作成作業と活用の場面のイメージ図

塚田ゼミでは、AI等の情報技術を用いて、社会課題や企業課題を解決するビジネスプランを考え、学外コンテストに応募するだけでなく、地方公共団体や民間企業との共同研究につなげる取り組みを実施している。今回、同ゼミ生、太陽の家、エー・ディー・イーの3者が連携し、AI開発を障がい者と大学生とで協働できるプラットフォームと運用モデルを考案する。このアイデアの原案は、2020年2月「大学SDGs ACTION! AWARDS 2020」で、同ゼミ生が発表し、ファイナリスト賞を受賞したもので5年以内の実用化を目指す。

AIはアルゴリズムに教師データを与えて学習させることで、実用に供する性能を獲得できる。近年、こうした教師データの整備と継続的な更新を支援するアプリケーションが登場しつつある。これに対して、私たちは、フットスイッチ、ジョイスティック、マウススティック(口にマウスピースをくわえて操作する特殊マウス)、視線観測装置等を活用し、多様な特性を持つ障がい者でも利用可能な教師データの作成支援システムを設計開発すると共に、障がい者の新しい仕事として定着するための具体的な運用方法を考案する。これにより、AIの教師データ作成作業に新しい意義と価値を見出し、SDGs の「8」や「10」の目標達成に貢献する。

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