2021年11月5日
国際医療福祉専門学校、学生対象にVR活用した救急救命士の教育実証の公開授業
国際医療福祉専門学校は11月9日、10日に、学生を対象にVRを活用した救急救命士の教育実証の公開授業を行う。
10月1日に救急救命士法が改正され、救急救命士による病院内での一部処置が可能になり、救急救命士の活躍の場が拡大している。2024年に執行が迫る医師の働き方改革の観点からも、タスクシェア先である救急救命士に期待が集まる中、コロナ禍ではリアルな臨地実習などの教育が困難な状況が続いている。VRでの教育は、コロナ禍でも教育をストップせず、集まらずにリアルな360度空間で臨床実習が可能にした。またコロナ収束後も、救急救命士目線だけでなく医師目線など治療に関わる各スタッフの目線で体験できる教材として、チーム医療全体を学ぶことができる。
同実証は、文部科学省の「令和2年度専修学校における先端技術利活用実証研究」に採択された「救急救命向けVR教育プログラム開発事業」の一環として行われ、同事業の幹事社である東京のテクノロジー企業、ジョリーグッドと共同で開催。同事業はVRを活用した臨床実習カリキュラム開発、その教育効果の検証を行い、JESA加盟の全国の救命士育成施設15校にて監修、実証を行う。
受講生は、病院内での実際の外傷症例を映像化した救急救命のチーム医療を間近で学ぶコンテンツを使用し、実証授業を受講する。コンテンツは、実際に搬送されてきた患者に許可を得て撮影・コンテンツ化をしており、受講学生は、コロナ禍では見学が困難な臨床現場を医師目線での360度疑似体験ができる。実際の臨床実習では、医師の真横などでの見学が難しいですが、VRは医師の目線やメディカルスタッフの目線で処置の様子を体験できる。
開催概要
開催日時:11月9日(火)・10日(水)9:00~12:10(受付開始8:50)
開催場所:国際医療福祉専門学校 救急救命学科第4教室
参加人数:各回15名程度
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