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2022年2月7日

大企業人事担当者の77.2%がコロナ第6波で22卒新人研修の実施を「不安視」=ユームテクノロジー調べ=

ユームテクノロジージャパンは、大企業(従業員数500人以上)の人事担当者101人を対象に実施した、「2022年度の新人研修に関する実態調査」の結果をまとめ、4日に発表した。

それによると、「2021年度の新人研修はどのような形態で実施したか」を聞いたところ、「全てオンライン」が27.7%、「オンラインと対面のハイブリッド」が50.5%、「全て対面」が14.9%だった。

「2021年度の新人研修では、研修後に学びを実践に繋げるための十分なフォローができたか」と質問したところ、「全くそう思わない」が5.1%、「あまりそう思わない」が36.7%で、「かなりそう思う」は27.8%、「ややそう思う」は25.3%だった。

研修後に十分なフォローができなかった理由を聞いたところ、「現場と密な連携ができていなかったから」72.7%、「手が回らなかったから」57.6%、「学習状況が把握できていなかったから」45.5%という回答だった。

このほか、十分なフォローができなかった理由として、「本音の声をうまく拾えているかが判断できていない」や「本人に頼りすぎてしまった」など26の自由回答が寄せられた。

では、「2022年度の新人研修は、どのような形態で実施する予定か」を聞いたところ、「オンラインでの実施」が21.8%、「ハイブリッドでの実施」が51.5%で、「対面での実施」は16.8%だった。

また、「コロナ第6波の拡大で、2022年度の新人研修の実施に不安を感じているか」を聞いたところ、「かなり感じている」が20.8%、「やや感じている」が56.4%で、「あまり感じていない」は10.9%、「全く感じていない」も2.0%あった。

「具体的にどのような不安を感じているか」を尋ねたところ、「オンラインでは、新人同士の横のつながりが醸成しづらい」61.9%、「オンラインでは、新人の学習姿勢が受け身になってしまう」50.8%、「オンライン研修を0から設計する時間がない」41.3%という回答が多かった。

ほかにも、「個人の特性がよくみえない」や「やり方が定まっていない」など40の自由回答が寄せられた。

「今後は完全オンラインやハイブリッドなどのオンラインを活用した新人研修が主流になってくると思うか」と質問したところ、「かなりそう思う」が20.7%、「ややそう思う」が53.5%で、「あまりそう思わない」は12.9%だった。

「オンライン新人研修が主流になると思う理由」を聞いたところ、「時間や場所などの制約がないから」80.0%、「研修コストが抑えられるから」53.3%、「双方向的なやりとりがしやすいから」37.3%という回答が多かった。

「勤め先では、オンラインを活用し、効果的な新人研修を行う方法論が確立できているか」と質問したところ、「全くそう思わない」が5.3%、「あまりそう思わない」が37.3%で、「ややそう思う」26.7%、「かなりそう思う」28.0%だった。

また、オンライン新人研修を行う上で、「課題となっているもの」を聞いたところ、「オンラインならではの工夫がまだ足りない」や「教える側の認識不足」など21の自由回答が寄せられた。

この調査は、大企業(従業員数500人以上)の人事担当者を対象に、1月31日〜2月2日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は101人。

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調査結果の詳細

ユームテクノロジージャパン

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