2022年10月7日
6割以上の親が、「学力」と同等に子どもの「視力」を気にしている =ロート製薬調べ=
ロート製薬は6日、10月10日の「目の愛護デー」を前に、小・中学生の子どもを持つ全国の親2229人を対象に実施した、「子どもの生活と目に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、子どもの視力矯正の有無を聞いたところ、「眼鏡」もしくは「コンタクトレンズ」で視力矯正をしていると答えた親が全体2229人のうち847人で、約2.5人に1人の親が、子どもが視力矯正をしていると答えた。
子どもの学年別にみると、小学低学年で16.9%、小学高学年で38.5%、中学生で56.9%という結果になり、学年が上がるにつれて視力矯正をしている割合が高いことが分かった。
子どもに関する「関心ごと」を聞いたところ、63.0%の親が「学力」と回答。次いで「視力」61.2%となり、6割以上の親が「学力」と同等に子どもの「視力」を気にしていることが分かった。
また、子どもの視力矯正の有無で分けると、子どもが視力矯正をしていると答えた親は「学力」65.5%、「視力」84.1%となり、「学力」よりも「視力」に対する関心が高い。
一方で、子どもが視力矯正をしていないと答えた親は「学力」61.4%、「視力」47.3%となり、子どもの視力矯正の有無により親の関心ごとに差があることが明らかになった。
「近視」に関するイメージを聞いたところ、55.1%の親が「進行は子どもの頃の方が早い」と回答。「近視」は子どもの頃に進行しやすいといわれている症状だが、約2人に1人の親は「進行は子どもの頃の方が早い」というイメージがないと考えられる。
また、「子どもの目を悪くしないために行っていること」を聞いたところ、約5人に1人の親が「何もしていない」と回答。さらに中学生の親の約3人に1人が「何もしていない」と回答した。
「目の健康」を守るために、「近業作業時」には30分に1回休憩を入れることが日本眼科医会から推奨されているが、そのことに対する認知の有無を聞いたところ、子どもが視力矯正をしていないと答えた親の約3人に1人が「知らなかった」と回答した。
この調査は、第1子に小学1年~中学3年生の子どもを持つ全国の保護者を対象に、8月31日~9月2日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は2229人で、内訳は小学1~2年生の保護者473人、小学3~4年生の保護者492人、小学5~6年生の保護者503人、中学生の保護者761人。
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