2023年3月31日
タブレット端末を利用した「漢検オンライン」が近畿大学附属高校・中学で導入決定
日本漢字能力検定協会は28日、学校や塾などの教育機関で実施・活用できるオンラインの「日本漢字能力検定」として「漢検オンライン」を開始すると発表した。
これを受け、近畿大学附属高等学校・中学校は、21世紀型思考力育成の基礎となる語彙力強化の一環として、「漢検オンライン」の採用を全国に先駆けて決定した。
「漢検オンライン」は、学校や塾などの教育機関にてパソコンやタブレットを使って受検できる新しいタイプの漢字検定。学校や準会場認定を受けた団体であれば、検定日を自由に設定し、受検者1名から実施することができます。検定資格のレベルや認定は従来の漢字検定と同じになっている。
検定日の指定がある従来の漢字検定では、独自の教育カリキュラムや行事予定に合わせられず、十分に活用することが難しい学校が少なくなかった。一方、教育現場ではGIGAスクール構想が打ち出されて以降、「一人一台端末環境」が急速に整備されつつある。このようなICT化の流れを受け、学校がより活用しやすい漢字検定を目指して、4月3日に「漢検オンライン」を開始する。
近大附属は2013年度から「1人1台のiPadⓇ」を活用できる環境を実現し、生徒各自が情報端末を活用する教育を推進してきた。さらに2020年度に「総合的な学習の時間」の再編を行い、「キャリアデザイン教育」と「ICT教育」を融合させた「総合表現」と「総合探求」を設定した。「総合表現」では「書く」「まとめる」力を育成し、高校3年生での卒業論文作成に向けて中学1年生から言語活動のトレーニングを開始する。「総合探求」では、「調べる」「話し合う」「発表する」力を育成し、このような方針のもと、これまでも学校を挙げて漢字検定に取り組み、一定の効果が認められてきた。「漢検オンライン」の導入によって、カリキュラムや生徒の状況に合わせた活用が可能となり、更に教育効果を高められると期待している。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)