2023年8月22日
小中学生の32%が「ネッ友に実際の自分とは違う情報を伝えたことがある」=ニフティ調べ=
ニフティは21日、同社の子ども向けサイト「ニフティキッズ」で、全国の小中学生1811人を対象に実施した、「ネッ友に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「今、ネッ友はいるか?」と尋ねたところ、小中学生の61%が「いる」と回答。小学生は55%、中学生は66%で、中学生の方が約10%多かった。

ネッ友の人数については、「10人以上」40%が最も多く、以下、「1~2人」21%、「3~4人」18%、「5~6人」11%と続いた。

「ネッ友について知っていること」を尋ねたところ、最も多かったのは「性別」92%で、ほとんどの小中学生が相手の性別を知っていた。以下、「年齢」83%、「誕生日」63%、「住んでいる地域」52%、「下の名前」39%などが続いた。
また、「その他」12%として、「Instagram」「趣味」「ゲーム上の名前」などが挙がっており、SNSやオンラインゲームなどで知り合う小中学生も多いようだ。一方で、ネッ友のことを「なにも知らない」と答えた生徒もいた。

逆に「ネッ友に教えている自分の情報」については、最も多かったのは、やはり「性別」87%で、以下、「年齢」77%、「誕生日」67%という順だった。ネッ友について知っている情報と同じように、自分の情報もネッ友に教えていることが分かる。「その他」の回答では「Instagram」や「趣味」、「推し」が挙げられた。

また、「ネッ友に、実際の自分とは違う年齢や性別などを伝えたことがあるか?」を聞いたところ、「ある」と答えた小中学生は32%だった。違う情報を伝えたことがある生徒がいるということは、ネッ友も違う情報を話している可能性がある。

では、「どんな違った情報を伝えたのか?」を聞いたところ、最も多かったのは「年齢」で全体の71%を占めた。「下の名前」32%、「住んでいる地域」29%、「性別」32%、「誕生日」20%の割合をみると、中学生の方が小学生に比べそれぞれ10%ほど多かった。中学生の方が違った情報を伝えている生徒が多いようだ。
「その他」として、「家庭環境」「身長」「顔を加工したこと」などが挙げられた。
ネッ友に「違った情報を教えた理由」を尋ねたところ、人によって様々な声が寄せられたが、特に多かったのが「個人情報を教えて悪用されたら困るから」だった。
また、相手に合わせたり理想のキャラを作ったりと、本当の自分とは違うキャラクターになってやり取りしている小中学生もいた。ネット上では「なりたい自分」になることで楽しむ生徒もいるようだ。

「ネッ友とどんなことをしているのか?」を尋ねたところ、最も多かったのは「オープンチャット上のみで話す」58%だった。小学生と中学生で大きく違うのは、2位が小学生は「いっしょにゲームをする」52%だったのに対し、中学生は「LINEやメールなどで連絡をとる」48%がランクインしていること。
4位以下の「電話をする」25%や、「実際に会って遊ぶ」10%も、小学生に比べると中学生の方が多かった。「その他」の回答では、SNSなどで「DMする」や、「コメントをし合う」、同じ趣味を持つネッ友と「推し活をする」と答えた小中学生もいた。

また、「ネッ友がいることをおうちの人に言っているか?」を聞いたところ、「言っている」と答えたのは27%で、3割に満たなかった。約7割の小中学生は、保護者に言わずにネッ友とやり取りをしているようだ。
「ネッ友と仲良くし続けるために気をつけていること」を聞いたところ、「相手の気持ちをきちんと考えてやり取りをする」や、「自分を守るために気をつけている」など、ネットとリアルの世界の区別をつけてやり取りしていることが分かった。
この調査は、子ども向けサイト「ニフティキッズ」訪問者の小中学生を対象に、6月20日~7月17日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は1811人。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)











