- トップ
- 企業・教材・サービス
- スマホアプリ「Monoxer」、補助人工心臓を装着した患者の学習ツールとしての有用性を確認
2023年11月15日
スマホアプリ「Monoxer」、補助人工心臓を装着した患者の学習ツールとしての有用性を確認
モノグサは14日、東京医科歯科大学病院と共に、補助人工心臓を装着した患者の学習ツールとして、同社のAI機能があるスマホ学習アプリ「Monoxer」を活用した実証試験を実施し、その有用性を確認したと発表した。
拡張型心筋症や心筋梗塞などが原因で長期に渡って慢性的な重症心不全状態が続いている患者は心臓移植の適応と判断されるが、日本では移植のための臓器提供が極端に不足しており、移植が必要と判断されてから実際に移植を受けられるまでに5〜7年待たなければならない。
その間に、生命を維持する手段として、弱った心臓のかわりに血液を全身に送り出す医療機器(血液ポンプ)の植込型補助人工心臓「VAD」を装着する。
しかし、VADは患者の生命に関わる医療機器で、正しい知識を持って取り扱う必要があり、患者と家族はVADの正しい操作方法を学ぶために、入院中に長い時間を費やしている。
そこで、同病院では今回、患者と家族の補助人工心臓「HeartMate 3」に関する退院前指導の記憶定着のために、AI機能があるスマホ学習アプリ「Monoxer」を使った訓練を開始し、その効果を検証した。
今回の実験は、医療機器教育の現場でも、AI機能があるスマホ学習アプリが有用であることを実証したもので、実証試験の結果は同病院心臓血管外科医師の藤原立樹氏と臨床工学技士の星野春奈氏によって、「第29回日本臨床補助人工心臓研究会学術集会」(11月9日開催)と、「第61回日本人工臓器学会大会」(11月9~11日開催)で発表された。
Monoxerは、学習者がアプリを使って学習する中で、AI機能により習熟度・忘却度に応じて問題の出題頻度・難易度を調整。オリジナル教材を、Monoxerを通じて学習者に配信することもできる。
今回の研究では、同病院のMEセンターで作成したオリジナル教材を使用し、病院独自のコンテンツを作成し学習に用いることで、補助人工心臓の正しい使い方が理解できるようになっている。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)